3歳の息子には、ちょっとしたことでも「すごーい!」といって大げさにほめるようにしています。
大げさなほうが子どもにも伝わる気がしていますが、それが正しいかどうかわかりません。
良いほめ方ってどんなほめ方ですか?
大げさに盛り上げるより、なるべく具体的な言葉で子どもの個性をほめて
子どもを大げさにほめるのは、また同じように行動してほしいという親の期待の表れです。 子どもはほめられると気分がいいので、基本的に親の期待の枠の中で行動するようになります。 「すごい」というような抽象的な言葉だけだと、親にほめられるかどうかを気にする子になってしまう部分もあるので、「こんなことが考えつくなんてすごいね」というように子どもの個性が出ている部分を具体的な言葉でほめて、子ども自身が自分のどんな部分がほめられたのか理解できるようにしてあげることが大切です。 <解説:汐見稔幸さん(白梅学園大学学長 教育学)>
「親に気に入られるようなことをした時だけほめられる」と理解させないように
「すごい」や「いい子」というほめ言葉は親の視点からの評価であって、子どもはお父さん・お母さんに気に入られるようなことをしたときにものすごくほめられるんだと理解してしまう恐れがあります。 また「上手」などのほめ言葉は、上手にできたからすごいという意味にもつながり、いい結果が出せないとお父さん・お母さんにほめてもらえないんだということを子どもに繰り返し教えてしまっていることになりかねないので注意が必要です。 <解説:井桁容子さん(東京家政大学 ナースリールーム主任保育士)>
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