あのとき、あの絵本がそばにいてくれた。子育てと絵本 〜 現役ママ・パパ 1,321人が回答したアンケート結果より 〜
すくコムが実施したアンケート「お子さんが特に好きな絵本」(回答数:1,321件)でみなさんにお寄せいただいたエピソードには、絵本のある子育ての、あたたかなストーリーが描かれていました。そんなみなさんの物語を紹介します。
ともだち、見つかるかな?
『くまのコールテンくん』
作・絵:ドン・フリーマン
訳:まつおかきょうこ
出版社:偕成社
おもちゃうりばにいるくまのコールテンくんは、だれかのおうちで暮らすことを夢みていました。そんなコールテンくんが「ともだち」に出会うまでの一夜の冒険を描いた物語。冒険の果て、ラストシーンに胸がじんとあたたまります。
(ニックネーム:栄養満点ちゃん)
ママの「ごめんね」が涙をさそう
『おこりんぼママ』
作・絵:ユッタ・バウアー
訳:小森香折
出版社:小学館
ママにどなられたペンギンの子が、バラバラになって飛んでいく衝撃的なはじまり。遠いところに散らばって、最後は…? 静かに淡々と進むストーリーでありながら、胸にずしんとくる1冊。ママの「ごめんね」が心に深く響きます。
(ニックネーム:たくりつ)
読んでいるとついあくびが出そう
『もうねんね (松谷みよ子 あかちゃんの本)』
作:松谷みよ子
絵:瀬川康男
出版社:童心社
いぬもねんね、ねこもねんね、めんどりもひよこも、モモちゃんもねんね。「ねむたいよう」というフレーズと、みんなの眠たそうな表情に、読んでいるママも赤ちゃんもまぶたがとろり。ロングセラー赤ちゃん絵本のひとつです。
(ニックネーム:ゆっこママ)
100万回生きたねこがはじめて泣いた
『100万回生きたねこ』
作・絵:佐野洋子
出版社:講談社
100万回しんで100万回生きた、ねこのものがたり。「おれは100万回もしんだんだぜ」と自慢して、しぬのなんか平気だったねこが、はじめて泣いたのはなぜなのでしょう。大切な誰かが心に浮かんでくる、大人にもおすすめの絵本です。
(ニックネーム:もゆもゆ)
ふしぎな世界にどっぷり浸るしりとり絵本
『ままです すきです すてきです』
作:谷川俊太郎
絵:タイガー立石
出版社:福音館書店
たぬき・きつね・ねこ…ページをめくると、しりとりがスタート。でも、ただの可愛いしりとりではありません。言葉の連なりも絵もとにかくシュール! 数あるしりとり絵本の中でも唯一無二、読む人をふしぎワールドへと誘います。
(ニックネーム:ちっひぃ)
子どもの気持ち、ママやパパの気持ちに寄り添い、笑わせ、なぐさめ、大切な何かを教えてくれる…絵本のある子育てっていいな!と思わされるエピソードの数々でした。これからも、絵本のそばでたくさんのすてきなストーリーが生まれますように。
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