すくコムが実施したアンケート「お子さんが特に好きな絵本」(回答数:1,321件)では、絵本を読んだ子どもからこんな言葉が飛び出した!こんな行動をとってびっくり!などのメッセージも多く寄せられました。印象深いエピソードと合わせて、そんな言葉や想像力を引き出した、名作の数々を紹介します。
カバくんのひと言に肩のちからが抜ける
『ぼちぼち いこか』
作:マイク・セイラー
絵:ロバート・グロスマン
訳:今江祥智
出版社:偕成社
消防士、船乗り、バレリーナ、いろんな仕事に挑戦するカバくんは失敗つづき。でも焦らないで立ち止まり、最後は・・・? 原題『What can a hippopotamus be?(直訳で「カバくんは何ができるか?」)』を、『ぼちぼち いこか』と訳した意味が、読めばじんわりと伝わってくる、実に深い絵本です。
(ニックネーム:じゃり)
暮らしのなかの音を赤ちゃんと読んでみよう
作・絵:まついのりこ
出版社:偕成社
タイトルにある「じゃあ じゃあ じゃあ」「びり びり びり」をはじめ、掃除機の「ぶいーん ぶいーん」、踏切の「かん かん かん かん」など。赤ちゃんの身近にあふれる音をリズムよく、楽しく伝えてくれる1冊です。
(ニックネーム:くまーん)
読み手のママやパパは時代劇の役者気分で!
作・絵:飯野和好
出版社:福音館書店
しいの実のおようちゃんを悪党から救い、旅に出たねぎぼうずのあさたろう。道中、キュウリの浪人に斬ってかかられ…。浪花節のような語り口、臨場感あふれる決闘シーンなど、時代劇さながらのドキドキを味わえる絵本です。
(ニックネーム:若)
「すりすり」くっつくことの幸せ
作・絵:とよたかずひこ
出版社:童心社
お砂場であそぶももんちゃんのところに、ひよこさんやきんぎょちゃん、みんながすりすりやってきました。さぼてんさんがすりすりして「いたっ」となったももんちゃんは、目に涙をためて、おかあさんのところへ走ってゆきます。
(ニックネーム:ひとママ)
子どもが大好きな絵さがし絵本の定番
作・絵:五味太郎
出版社:福音館書店
金魚鉢から逃げ出したきんぎょ。カーテンのもように紛れたり、お花になりきってみたり、キャンディーと混ざってみたり、いろんなところに隠れます。子どもの目が輝く、絵さがし絵本の定番。五味太郎さんの絵の力も光っています。
(ニックネーム:ゆかりん)
短い言葉の中に、ワンシーンの絵の中に、想像力を刺激する要素がたくさん詰まっているのが、絵本のすてきなところです。さて、今日読む絵本にお子さんは、どんなインパクトを受けるでしょうか。予想もしない言葉や行動に期待ですね!
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