「戦いごっこ」はやめさせるべき??乱暴に見える遊びの役割
子どもの乱暴な遊びといえば、「取っ組み合い」や、「戦いごっこ」などがあります。
危ないからやめさせたいと思っているママやパパも多いのではないでしょうか?
今回は、一見危なそうに見えるこの遊びが持つ、意外な役割を紹介します。
動物の赤ちゃんは、じゃれあったり、追いかけっこしたり、かみつきあったりしてよく遊んでいますよね。
実は、ほ乳類は「スキンシップのある、ちょっと乱暴な遊び」を通じて、さまざまな感情、感覚を制御する能力を培うと考えられています。
同じほ乳類である人間にとっても、子どものときの「ちょっと乱暴に見える遊び」は、豊かな感情表現や、行動の調整能力などを身につけるために必要だと言われています。
ある研究では、「くすぐり遊び」や「高い高い」などの、笑いながら、少し荒っぽいスキンシップを楽しんだ子どもたちは、そうでない子どもたちよりも、自分の気持ちや欲求、行動をうまく調整できる傾向があるという結果が出ています。
(名古屋市立大学大学院 中川 敦子教授の研究より)
親から見ると、ちょっと乱暴に見えてしまう遊びも、子どもにとっては、感情や行動をコントロールしていくための、学びの時間なのかもしれませんね。
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