“鶏のほぐしささみ”をベースにしたごはん
「鶏のほぐしささみ」をベースにしたごはんです。
鶏のささみ肉は、7か月ごろの子どもから、離乳食として使えるタンパク源です。
肉の中では脂質が少ないヘルシーな食材ですよ。
講師:松尾 みゆき(管理栄養士) 子育て中のママはいそがしいですよね。その上、産後の体は以前とは調子が違います。「寝不足」「貧血」「疲れ」「便秘」「けん怠感」に悩まされたり、産後の体型も気になります。 そのようなときは、離乳食にも使えるヘルシーで薄味のベースを作りましょう。そのベースをもとに、離乳食とママの体にいいごはんを作れば、手間が省けてらくちんですよ。
まずはベースとなる「鶏のほぐしささみ」を作りましょう。
ベース
「ほぐしささみ」
▼材料
・鶏のささみ肉 適量
▼作り方
(1)鶏のささみ肉を、火が通るまで茹でる。
茹でる目安は、鶏のささみ肉の内側が、赤くなくなったらOKです。
(2)あら熱が取れたら、鶏のささみ肉のすじを取り除き、細かく裂く。
(3)冷凍保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じ、薄く平らにならして冷凍庫に入れる。
凍った後に、必要な分だけ割って使いましょう。
「鶏のほぐしささみ」をベースにした離乳食とママごはんのレシピを紹介!
離乳食のレシピ~子どもの成長別~
「ほぐしささみを使った離乳食」
冷凍したほぐしささみを離乳食に使う場合は、必ず加熱して、冷ましてからあげてください。
ささみと野菜を組み合わせて、子どもの味を広げていきましょう。
<7~8か月の子の離乳食>
「とろとろささみのミルクあえ」
▼材料
・ほぐしささみ 10g
・ミルク(粉ミルクをお湯で溶かしたもの) 小さじ1
【ポイント】
※粉ミルクはお湯で溶いておいてください。
▼作り方
(1)なめらかになるまでほぐしささみを、すりばちとすりこぎ棒でつぶす。
(2)(1)にミルクを加え、のばす。
<9~11か月の子の離乳食>
「ささみとキャベツのサラダ」
▼材料
・ほぐしささみ 15g
・ゆでキャベツ 20g
・野菜スープ 小さじ1
※「離乳食もできちゃう!ヘルシーママごはん(1)野菜スープ」を参照。
▼作り方
(1)ほぐしささみと、ゆでたキャベツを5mm程度に切る。
キャベツは芯を除いてください。
(2)(1)と野菜スープをあえる。
<1歳~1歳半の子の離乳食>
「ささみとブロッコリーのみそヨーグルトあえ」
▼材料
・ほぐしささみ 20g
・ゆでブロッコリー(つぼみの部分) 20g
・プレーンヨーグルト 大さじ1
・みそ 小さじ1/8
▼作り方
(1)ブロッコリーを茹で、つぼみの部分を小さく切る。
(2)ささみを1cmに切る。
(3)プレーンヨーグルト、みそ、(1)、(2)をすべて混ぜ、あえる。
産後のママごはんレシピ
「ささみと野菜の冷やしうどん」
疲れたときでも、野菜をたっぷりとれるメニューです。
酢のクエン酸が疲労回復を助け、薬味やごまには食欲増進効果があります。お好みでキムチを入れることもオススメです。
▼材料(大人1人分)
(具材)
・ほぐしささみ 40g
・乾燥わかめ 小さじ1
・みょうが 1個
・かいわれ大根 10g
・うどん 1玉
・キムチ 40g
・白いりごま 少々
【ポイント】
※乾燥わかめは水で戻しておきましょう。
(調味料)※下記はあらかじめ混ぜておきましょう。
・めんつゆ(3倍濃縮) 1/4カップ
・水 1/2カップ
・酢 小さじ1
▼作り方
(1)みょうがを千切りにする。
(2)かいわれ大根は根元を切り落とし、半分に切る。
(3)うどんをゆでる。
(4)ゆであがったうどんを冷水にさらして冷やし、しっかりと水気を切って、器に盛る。
(5)(4)に野菜とわかめ、ほぐしささみをのせ、調味料を注ぐ。さらに、キムチをのせ、ごまをふる。
手軽な麺類ですが、ささみとお好みの野菜、薬味をたっぷりのせると一品で栄養がとれますよ。
離乳食の食材にうまく大人のエッセンスをプラスして、楽しく簡単にママのごはんも作っていきましょう。
同じ週に放送された番組記事
- (月)“野菜スープ”をベースにしたレシピ
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Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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