心配な子どもの事故・・・ 頭を打ったときに病院に行く目安は?ケガ予防のポイントは?
子どもは急に転んだり、何かにぶつかったり、小さなものを鼻に詰めたり、飲み込んでしまったり・・・。思いがけないケガをして本当にヒヤッとさせられますよね。
ケガを少なくするために、親がしてあげられることはないでしょうか。これまでの「すくすく子育て」で専門家のみなさんに回答をいただいた「ケガ予防」の対策についてまとめてご紹介します。
「子どものケガ予防」のポイント
身の回りの小さなモノには細心の注意を
おもちゃのブロックの小さなピースやボタン電池、付箋など、小さなモノはすべて、鼻やのどに詰まらせる危険があります。大人が飲む薬や、薬の容器にも注意が必要です。 またうっかり見落としがちなのが、マヨネーズの内ぶたや調味料の中栓など。味がついているので、なめている内にのどに詰まってしまうこともあります。 食べ物では豆類、特にピーナツが危険です。 鼻や口から肺に入ると重い肺炎になることがあるので気をつけてあげてください。また大人が見ていないときに異物を入れていることもあります。 寝ているときに呼吸が苦しそう、いつもと違ういびきをかく、黄色っぽく濃い鼻水が長引く、急によだれが多くなる、などいつもと違う様子がある場合は要注意です。(専門家:日沼千尋さん)
転ぶことを前提に、先回りの対策を!
1歳前後から2歳くらいのたっち・あんよ期は頭のケガが多くなります。私の病院でも月に100件から150件ほど、頭を打ったりケガをしたりして受診する子どもがいます。この年代の子どもは頭が大きく不安定です。歩き方もすり足で、足をあまり上げずに歩きます。でも好奇心は旺盛ですからあちこち動きたがり、ちょっとしたものが障害になって転んでしまいます。 子どもは、自分の身長くらいの高さからの転倒であれば、床に頭をぶつけてもそれ自体の衝撃はあまり問題ありませんが、転んだときにテーブルなどがそばにあって頭をぶつけると重傷になることもあります。子どもが転ぶことを前提に、周囲に出っ張ったものを置かないなどの対策をしておくことが大切です。(専門家:草川功さん)
頭のケガは様子を慎重に見守って
頭を打ったときに泣くのは意識があるということ。意識がなかったり、ぼんやりしているようなときは要注意です。出血している場合、頭は出血量が多くなりがちですから、受診したほうがいいでしょう。また頭を打つと、よくこぶができます。通常は氷などですぐに冷やすと数時間で小さくなりますが、時間がたってこぶが大きくなったり、ぶよぶよしてくるようなら骨にひびが入って血腫ができていることがありますので、早めに受診しましょう。さらに、耳や鼻からさらさらした水が出るような場合は頭蓋骨が折れている可能性があります。そのときには、他の症状がなくてもすぐに受診してください。 (専門家:草川功さん)
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想定外の事故、どうすればいい?
ケガを防ぐ方法は?
ケガが絶えない!病院に行く目安は?
子どもを病院に連れていくべきか迷ったときは、全国共通の電話の相談窓口があるのでぜひ利用しましょう。症状に合わせて、受診の目安や近くの医療機関を教えてもらえます。
小児救急電話相談 #8000 全国共通(携帯電話・スマホからもOK) ※相談受付時間は地域によって異なります
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子どもの応急手当て (ケガと打撲の手当て)
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