台所
台所まわりの汚れは、油っぽく頑固な汚れが多いです。
それぞれの汚れに効果的な素材や方法で、きれいにしましょう。
講師: 本橋 ひろえ(そうじ研究家) 安心なナチュラル素材を使って、手軽に掃除できるといいですよね。 安全な素材であれば、すすぎや拭き取りも省くことができてラクラクです。 今回は、「安心」「早い」「ラクチン」な掃除の方法を紹介します。
換気扇の掃除「重曹パック」
換気扇まわりの汚れは、油っぽいほこりのべたつきが気になりますが、なかなか取り掛かれないところです。
頑固な汚れを落とす極意は「汚れをゆるめる」!
古くなった油汚れは落ちにくいこともあります。キッチンペーパーを使ってパックをし、汚れをゆるめてから、落としていきましょう。
油汚れに効く素材は、重曹です。「重曹パック」で台所の壁にこびりついた油も、つるつるになりますよ。
<「重曹パック」のやり方>
▼使用するもの
・重曹水
・キッチンペーパー
▼手順
(1)重曹水を作る。
約40度のお湯1カップに、小さじ1/2杯の重曹をお湯に溶かしましょう。
(2)キッチンペーパーを重曹水にひたし、軽く絞る。
(3)(2)のキッチンペーパーを、換気扇の汚れやべたつきが気になるところに貼る。
(4)キッチンペーパーを貼り付けて10分ほどおいたら、パック完了。
キッチンペーパーをはがしながら拭いていきましょう。
(5)新しいキッチンペーパーで、水拭きして仕上げる。
台所周りの小物の掃除「シンクでつけおき」
台所には、「洗い桶にはつけられないサイズのもの」で「油汚れなどちょっと頑固な汚れが気になるもの」があります。
これらは、台所のシンクを丸ごと使って、つけおきをしましょう。
頑固な汚れに強いのは、過炭酸ナトリウムです。
酸素系漂白剤として売られています。
▼使用するもの
・過炭酸ナトリウム 大さじ1~2
・約60度のお湯
・ポリ袋
・重曹
・アクリルたわし
▼手順
(1)ポリ袋などを使って、下の図のように排水溝にフタをする。
(2)シンクに約60度のお湯をためて、過炭酸ナトリウムを溶かす。
(3)「汚れのこびりついた鍋」や「ガス台のごとく」を、お湯をためたシンクに入れ、汚れを浮かすため、お湯が冷めるまでつけおき。
(4)残った汚れは、アクリルたわしに粉末の重曹をかけ、こすり落とす。
アクリルたわしは、これだけである程度の汚れが落とせる、お肌にも環境にも優しいたわしです。
「赤ちゃん用のストローマグ」のつけおき
「赤ちゃん用のストローマグ」は、汚れが気になりますが、細かいところを洗うのが難しい物です。
しかし、過炭酸ナトリウムでつけおきすれば、除菌も出来てきれいになります。
台所の簡単な掃除方法
普段は、重曹水をスプレーして、汚れを拭き取るようにしましょう。
汚れがついてから時間がたっていない場合は、簡単に落とすことが出来ます。
毎日続けて汚れをためないことを目指しましょう。
ためてしまった汚れを一気に落とそうとすると、力も時間もとても必要になります。
少しずつでいいので、毎日こまめに掃除するようにしましょう。
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