ヘアカットの基本と前髪の切り方
講師:中村 啓二(ヘアデザイナー) 子どもが小さい間は、子どもの髪は自宅で切りたいですよね。 でも、子どもがじっとしていなかったりすると、上手に切るのは難しいものです。 そこで、今回は自宅で簡単に子どものヘアカットができるコツを紹介します。
ヘアカットの基本
子どものヘアカットにはスキバサミがおすすめです。
スキバサミを使えば、普通のハサミのように髪が一直線に切れてしまうことはありません。まばらに切ることができ、自然な仕上がりになります。
<スキバサミを使った基本的なヘアカットの方法>
基本的な切り方は2つあります。
▼ツイストカット
「ツイストカット」とは、ねじって切ることで髪をすき、髪の量を調節する切り方です。
(1)3cm四方ほどの髪の毛をひとつまみし、3回ほど軽くねじる。
(2)ねじった毛束の3箇所に、スキバサミを入れる。
▼つまんでカット
「つまんでカット」とは、髪をつまんで毛先を切り、長さを調節する切り方です。
(1)短くしたい部分の髪の毛を持ち、刃先で切る。
完全に切れるまで同じ位置で繰り返し切りましょう。
毛先がパツンとまっすぐにそろうことなく、自然なばらつき感がだせますよ。
前髪の切り方
前髪のラインは少し左右が下がったアーチ型にすると、かわいい仕上がりになります。切り上がりをアーチ型にするためには、前髪を一つにまとめて一点で切りましょう。一度切るだけで仕上がります。
(1)前髪を全て顔の鼻筋の上に集める。
(2)集めた髪を人差し指と中指の間にはさみ、毛先をまとめて「つまんでカット」。
完全に切れるまで同じ位置で繰り返しカットしてください。
できあがり!
前髪の重みが気になる場合は?
前髪の重みが気になる場合は、前髪の内側から量を調節して切っていきましょう。
(1)先に前髪の内側の量を調節するため、前髪を上下2段に分ける。
(2)(1)で分けた下段の髪から「ツイストカット」し、量を調節。
前髪の中間部分は量が多いため、重点的にカットしましょう。
(3)量を調節した部分の髪の長さを、「つまんでカット」で調節。
まず前髪の真ん中を切り、その長さに合わせて両側を切りましょう。このようにすると、長さの切り過ぎを防ぐことができます。
(4)(1)で分けた上段・後頭部・耳周りも、髪の量や長さを調節。
できあがり!
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