子どもの本音を聞くには?
子どもたちが心の奥底で思っていることは、どうすれば見つけられるのでしょうか。
今回は、話し合いの中で子どもの本音を聞くためのポイントをお教えします。
講師:柴田 愛子(保育施設「りんごの木 子どもクラブ」) 子どもが何を考え、どんな気持ちでいるのか、わからないことがたくさんありますよね。 そんな子どもの気持ちは、子どもとの話し合いの中で見つけてみましょう。 今回は、ある保育施設で行われている子ども同士の「ミーティング」という取り組みを紹介します。 徹底的に話し合うことを通して、子どもが自分自身や他の子の思いを知ることの大切さをお教えします。
子どもとの話し合いの例
<話し合いの内容>
ブランコで遊ぼうと外に出たスミレちゃん。
しかし、お友達のリュウシンくんが、先にブランコを使っていたため、スミレちゃんは遊ぶことができず、元気をなくしてしまいました。
<話し合った結果>
話し合いを進めていくことで、心の奥にある気持ちを見つけられることがあります。
今回のスミレちゃん場合、話を進めていくと、「ブランコで遊べなかった」ということの奥に「さみしくて、何もすることがなかった」という本音が見えてきました。
子どもとの話し合いで大切なポイント
話し合いを行う意味は、ひとつの結論や正解を見つけることではありません。
話し合いをすすめていくと、大人の感覚では気づかないような子どもの本音が出てくることがあるので、見逃さないようにしましょう。
<家庭で子どもの本音を聞くには?>
子どもは「今日どうだった?」と親に改まって聞かれても、答えにくい場合もあります。
まず、親が自分の出来事を率先して話しているのを聞くと、子どもも自然と自分のことを話したくなります。
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