親子クッキング(3)包丁を使った料理
親子で料理。興味はあるけど、子どもに料理をさせるのはちょっと大変って思っていませんか? 親子の共同作業には楽しさもいっぱいです。一緒に料理を作ることで親子の絆を深めたり、「小さな成功体験」を積み重ねて「自己肯定感」を高めることができたり、さまざまなメリットがあります。
料理を通じて子どもの学びと成長を支える食育専門家、武田昌美さんにレベル別「親子クッキング」を教えてもらいました。
講師: 武田昌美(子ども料理研究家)
今回の料理
今回は、レベル3の包丁を使った料理「ニャンコデケージョ」「モッツァレラのサラダ」です。
子どもが包丁に興味を持ち始めたら、ぜひ親子で一緒に包丁の使い方について学んでみてください。
包丁を使いこなせるようになったら、料理の幅もぐんと広がっていろんな料理に挑戦できて、自信が育まれます。
包丁の使い方も覚えながら料理を作っていきましょう。
材料
ニャンコデケージョ
- 砕いた白玉粉
- 50g
- 粉チーズ
- 20g
- 塩
- 少々
- 卵
- 1個
- 牛乳
- 小さじ1
- 米油
- 小さじ1
- ココアパウダー
- 食紅
※チーズを使ったブラジル生まれのパン「ポン・デ・ケージョ」を猫の形にアレンジした料理です
モッツァレラのサラダ
- モッツァレラチーズ
- 適量
- トマト
- 適量
つくってみよう!
まずは、「ニャンコデケージョ」を作ります。
卵をボウルに割って、しっかり混ぜます。
別のボウルに砕いた白玉粉、粉チーズ、塩を入れて混ぜていきます。
混ざったら、米油(こめあぶら)、牛乳、溶き卵を加えて、均一になるまで混ぜていきます。
しっとりしたら、4等分にして丸めます。
少し平らになるようにつぶして、指でつまんで猫の耳を作ります。
180度にあたためておいたオーブンで、17分焼いていきます。
***
ニャンコデケージョを焼いている間に、サラダを作っていきます。
ここで包丁を使います。
子どもの手の大きさに合った、小さな子ども用の包丁を使うようにしましょう。
そして、包丁の使い方についてのお約束です。
1. 包丁は絶対人に向けてはいけません
2. 包丁の刃先を触らない
3. 必ず大人と一緒にやる
4. 刃を自分の方に向けない
5. 材料を押さえる手は「猫の手」にして、指先を出さない
お約束をしっかり覚えて、注意しながら使いましょう。
まずはモッツァレラチーズを切ります。
トマトなどの丸い食材は切りにくいので、最初は大人が少し切れ目を入れると、子どもも切りやすくなります。
猫の手で押さえて、切っていきます。
固いところは、大人が上から押さえてあげてください。
トマトもモッツァレラチーズも好きな大きさに切ったら、お皿の上に飾りつけていきます。
オーブンで焼いたニャンコデケージョを取り出し、あら熱が取れたら、溶かしたココアなどで猫の顔を描いていきます。
かわいくできるかな。
これで完成です!
親子クッキング。一緒に楽しみながら親子の絆を深めてみてくださいね。
まいにちスクスク「親子クッキング」の番組記事
- (1)指先を使った料理
- (2)卵を使った料理
- (3)包丁を使った料理
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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