親子で料理。興味はあるけど、子どもに料理をさせるのはちょっと大変って思っていませんか? 親子の共同作業には楽しさもいっぱいです。一緒に料理を作ることで親子の絆を深めたり、「小さな成功体験」を積み重ねて「自己肯定感」を高めることができたり、さまざまなメリットがあります。
料理を通じて子どもの学びと成長を支える食育専門家、武田昌美さんにレベル別「親子クッキング」を教えてもらいました。
講師: 武田昌美(子ども料理研究家)
今回の料理
今回は、レベル2の卵を使った料理「バナナカップケーキ」「具だくさん さけおにぎり」です。卵割りにも挑戦します。
卵割りというと、子どもにとって難しそうというイメージがありますが、コツさえつかめば簡単に割ることができます。
さらに今回は、道具もあります。道具を使って料理をすれば、子どものやる気も達成感もアップしますよ。
材料
バナナカップケーキ
- バナナ
- 1/2本
- 砂糖
- 大さじ2
- 卵
- 1個
- 牛乳
- 大さじ1
- バター
- 20g
- 薄力粉
- 60g
- ベーキングパウダー
- 小さじ1/2
具だくさん さけおにぎり
- 温かいごはん
- 200g
- ごま油
- 小さじ1
- 塩
- ひとつまみ
- 白いりごま
- 大さじ1
- 塩昆布
- 20g
- さけフレーク
- 大さじ2
- 青じそ(せん切り)
- 4枚分
- プロセスチーズ
- 25g
- 焼きのり
- 1/2枚
さまざまな材料があるので、大人が先に計量してください。
つくってみよう!
まずは、「バナナカップケーキ」からつくります。
さっそく卵を割ってみましょう。
卵を割るときのコツは、角ではなく、平らなところでコンコンと叩いて割ること。そうすることで、大きなヒビで割れて、たとえ殻が入ったとしても簡単に取り出すことができます。
また、おへそとボウルを近づけておくのもポイントです。割ったあと、こぼさずに卵を入れられます。
続いて、泡立て器で混ぜていきます。泡立て器は子どもの大きさに合わせて、小さいものを使ってください。しっかり混ぜましょう。
別のボウルにバナナを入れ、つぶして、砂糖を加えて混ぜていきます。
そこに電子レンジで溶かしたバター、牛乳、溶き卵の順に混ぜながら入れていきます。
次に薄力粉、ベーキングパウダーをふるい入れて、混ぜていきます。
ざるとボウルの間に泡立て器を挟むと、くっつかずにしっかりふるい入れることができます。
手をグーにしてクルクル回すようにしていくと、粉が飛び散らず、ボウルに落ちていきます。
粉っぽさが無くなるまで泡立て器で混ぜましょう。
混ぜ終わった生地は重いので、親子で一緒に型に流し入れます。
そして、180度にあたためておいたオーブンで15分ほど焼きます。
バナナカップケーキを焼いている間に、「具だくさん さけおにぎり」を作っていきましょう。
温かいごはんに、ごま油と塩とゴマを入れます。
次に、さけフレーク、青じそ、塩昆布、ちぎったチーズ、のりを入れて、よく混ぜます。
混ざったら、ラップを敷いたおわんの上に、ごはんを入れます。
ラップでくるむことで、小さな手でも両手を使って握りやすく、簡単におにぎりを作ることができます。
ラップの包み終わりをテープでとめると、ごはんが飛び出さないのでより握りやすくなりますよ。
バナナカップケーキが焼けたらオーブンから取り出し、あら熱を取ります。
これで完成です!
親子で一緒に作ってみてくださいね。
まいにちスクスク「親子クッキング」の番組記事
- (1)指先を使った料理
- (2)卵を使った料理
- (3)包丁を使った料理
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