親子クッキング(1)指先を使った料理
親子で料理。興味はあるけど、子どもに料理をさせるのはちょっと大変って思っていませんか? 親子の共同作業には楽しさもいっぱいです。一緒に料理を作ることで親子の絆を深めたり、「小さな成功体験」を積み重ねて「自己肯定感」を高めることができたり、さまざまなメリットがあります。
料理を通じて子どもの学びと成長を支える食育専門家、武田昌美さんにレベル別「親子クッキング」を教えてもらいました。
講師: 武田昌美(子ども料理研究家)
親子で料理を楽しむと、子どもにとってどんないいことがありますか?
武田昌美さん 1つ目は、「失敗してもOK」という強いマインド。料理は食べてしまえばなくなるので、失敗を怖がらずに挑戦できます。 2つ目は、話を聞くのが上手になること。お父さんやお母さんがレシピを説明すると、子どもの集中力がぐんと上がります。 ほかにも、材料を見たり触ったり、匂いを嗅いだりしながら料理を作ることによって、五感が豊かになるといわれています。
今回の料理
今回は、レベル1の指先を使った料理「のりとレタスのサラダ」「チーズマッシュポテト」です。
材料
のりとレタスのサラダ(子ども1人分)
- のり
- 適量
- レタス
- 適量
- ドレッシング
- 好きなもの
チーズマッシュポテト(子ども1人分)
- じゃがいも
- 2個
- プロセスチーズ
- 2個
- 牛乳
- 大さじ1
- 塩
- 小さじ1/4
ポイント
道具を使わずに、ちぎる・むく・つぶすができるので、小さな子どもでも簡単に作ることができます。
小さな子どもは、立って作業をするといろいろなところに目が移って、気が散ってしまいます。食卓に座った状態で作業をしてみてください。楽しく集中して料理することができます。
つくってみよう!
まずは「のりとレタスのサラダ」から。
レタスは食べやすい大きさにちぎっていきます。
「上手だね」など、料理をしながらほめて楽しみます。
のりも食べやすい大きさにちぎっていきます。
例えば、「クンクンしてみて」と声をかけてみましょう。
五感で料理を楽しんでみましょう。
全部ちぎったらドレッシングをかけます。
続いて、チーズマッシュポテトです。
まずは大人が下ごしらえします。
じゃがいもは先に切り込みを入れて、芽をとります。
蒸し器に入れて中火にかけ、蒸気が上がったら弱火にして30分ほど蒸します。
竹串を刺してすっと通るまでやわらかくなったら、手で触れる程度まで冷ましてください。
※せいろや蒸し器がない場合はゆでてもOKです。
※レンジを使う場合は、先に皮をむいて4頭分に切って、レンジにかけてください
じゃがいもが冷めたら、子どもの出番です。
じゃがいもの皮をむいていきます。
皮が少し残っても、じゃがいもが崩れても大丈夫です。
皮をむいたら食品衛生用のポリ袋に入れていきます。
続いて、チーズを好きな大きさにちぎって入れ、牛乳、塩を入れたら、袋の口をしっかり止めます。
袋の上からとんとんして、つぶしていきましょう。
じゃがいもがつぶれたら、袋の上からもんでさらに混ぜていきます。
混ぜたらお皿にのせます。
これで完成です!
親子で一緒に作ってみてくださいね。
まいにちスクスク「親子クッキング」の番組記事
- (1)指先を使った料理
- (2)卵を使った料理
- (3)包丁を使った料理
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