小さい子どもを育てていると、自分ひとりの時間をなかなか作れないですよね。どうしたら「自分の時間」を作れるのか、専門家と一緒に考えます。先輩ママたちの時間の作り方も紹介します。
専門家:
大日向雅美(恵泉女学園大学 学長)
倉石哲也(武庫川女子大学 教授)
自分の時間はどうしたら作れる?
自分の時間を作ることに罪悪感がある… どう考えたらいい?
先輩ママは、自分時間をどう作った?
頼って協力して自分の時間を大事にしてほしい
倉石哲也さん
子育ては疲れることが多く、子どものケアをしているので精神的にも大変だと思います。今では、パパがいれば「一緒に子育てしていこう」となっていますが、ふたりの協力も大事だけど、お互いの時間を尊重し合う協力もあります。チームワークで子育てしているのだから、それぞれを尊重することも大事です。
子どもが、親が頼り合って協力してる姿を見ていると、「頼ってもいいんだ」と人に対する信頼を作っていくことにもなります。子どもと自分のためになるので、ぜひ頼ることも考えて、自分の時間を大事にしてほしいです。
「自分の時間を持って」とみんなが言える社会に
大日向雅美さん
自分の時間が持てない悩みは、今のママのお母さんやおばあさんの時代からずっと聞いてきました。赤ちゃんを育てるのはそういうことなんだ。でも、少しずつでも時代は変わってきて、子育て支援があって、男性たちも変わってきた。今こそ、今回のママたちみたいに、声を大きく出してみましょう。社会はそれをきちんと聞くことです。「ぜいたく」「わがまま」は禁句にして、「こんなに頑張っているのだから、自分の時間を持って」と、みんなが言える社会が来るといいですね。時代を変えなければいけないと痛切に思います。