苦手なごっこ遊びにどうつきあえばいい? きょうだいで仲よく遊ばせるには? 遊びの悩みを専門家と解決しながら、一歩進んだ遊びの上達術を紹介します。
専門家・ゲスト:
大豆生田啓友(玉川大学 教授/乳幼児教育学)
平野ノラ(お笑いタレント/3歳児のママ)
子どもと遊ぶのが苦手… どうすればいい?
虫が苦手… 子どもの虫取りのつきあい方は?
きょうだいで一緒に遊ばない… うまく遊ぶ方法は?
オリジナルかるた
平野ノラファミリーの遊び「オリジナルかるた」は、遊びが苦手なママ・パパにもおすすめ。
日々撮影した、日常の何気ない子どもの写真に読み札をつけて作った、かるた遊びです。
読み札には、平野さんのこだわりがあります。写真を撮ったときの「このときはこうしていたな」といったエピソードを忘れないようにしているんです。
例えば「ま」の札。近所の神社に行くと、必ず子どもが御神木の前で踊ったりするので、「舞を捧げる御神木」という札にしました。かるたをめくるたびに思い出すそうです。
子どもの自己肯定感が上がる。大切な思い出も言葉にして残せる
大豆生田啓友さん
このかるたで遊んでいると、自分の写真をみんなが「かわいいね」「あのときはこうだったね」「すてき」と言いますよね。子どもは、何回も言われて「私がしている何気ないことが、こんなにすてきなんだ」と、自己肯定感が上がると思います。
大人も楽しみながら、写真を撮ったときに何がよかったかをきちんと言葉にしているのがいいですね。子どもの成長の喜びに参画しながら一緒に遊ぶ「オリジナルかるた」はすばらしいと思います。
平野ノラさん
「このときは大変だったけど、私は育て上げた」と、大人の自己肯定感も上がりますよ。
パパ バランス
すくすくファミリーから教えてもらった「パパ バランス」。
パパが子どもと一緒に触れ合いながら、バランスをとる遊びです。
パパはいつもゴロゴロしているので、子どもと遊びながらパパの筋トレになって一石二鳥だといいます。
子どもと体を接しながら遊ぶことが大事。スキンシップによって愛されている実感が得られる
大豆生田啓友さん
子どもとの遊びでは、体を接しながら遊ぶことが大事です。スキンシップによって相手のことが大好きになったり、自分が愛されていると実感したりします。スキンシップを通した遊びは、たくさんしたほうがいいでしょう。すべてのパパ・ママにおすすめしたいです。
木の中でパパを探せ
続いて、丸山さんファミリーの遊び。
公園で、パパが木の横に並んで木になって、子どもがパパを探す遊びなんです。
ちょっとしたことでも遊びにするセンスで何でも遊びにしてみる
大豆生田啓友さん
ちょっとしたことを遊びにしてしまうセンスですね。これは子どもも楽しいです。遊びは必ずしも高度なことでなくてもいいんです。「どっちが木だ?」といった、ちょっとしたことでもいい。「何でも遊びにしちゃう」ぐらいの気持ちで子育てをすれば、本当に何でも遊びにできてしまうと思います。
遊び方の情報収集がとても大事
平野ノラさん
遊び方のネタは尽きてきます。子どもの年齢によっても遊び方が変わってくるので、いろいろな人の遊び方を情報収集するのが大事だと思います。
子どもが何を楽しんでいるのかよく観察して、好きなことをさせてみる
丸山桂里奈さん
私は遊びが苦手ですが、遊びが苦手な親がたくさんいると知るだけでも、少し気持ちが楽になると思いました。子どもを無理やり遊ばせるよりは、子どもをきちんと見ながら、子どもが好きなことをさせてみるのがいいように思いました。