親子で楽しむ公園遊び(3)道具を使って遊ぼう
自我が芽生え、体の動きも活発になる幼児期の子どもたちは、外での公園遊びもすすんで楽しむようになります。いつもの公園遊びにひと工夫加えて、親子でもっと楽しめる遊び方のコツを紹介します。
今回は、縄とびやボールを使った公園遊びです。
講師: 栁澤友希(運動保育士)
縄とびを使った遊び
ぴょんぴょんジャンプ
まずは、縄に慣れる「ぴょんぴょんジャンプ」。
2つの縄を使って、大きな円を作ります。
円の外側と内側を、ジグザグにジャンプして進みましょう。
ぐるぐる追いかけっこ
続いては「ぐるぐる追いかけっこ」。
縄で作った円の周りを追いかけっこします。
追いかけっこしながら、「スタート」「ストップ」とかけ声をあげます。
跳躍力はもちろん、体幹も鍛えられ、ゲーム性もあるので子どもも楽しく遊んでくれます。
コンパクトに追いかけっこができるので、大人も一緒に走り回って楽しめますよ。
ヘビジャンプ
そしていよいよ縄をとぶ「ヘビジャンプ」です。
縄の片側を木などに結びます。
そして、大人が蛇のように縄を上下左右に動かします。
子どもは、へびに見立てた縄にぶつからないようジャンプします。
子どもがタイミングをとりやすいように声をかけてあげましょう。
縄の高さや動きを変えることで、タイミングをはかる、動いているものをきちんと捉える動体視力を養うこともできます。
ボールを使った遊び
次は、ボールを使った遊びを紹介します。
ボールパス
まずは「ボールパス」でボールをつかむ感覚に慣れていきましょう。
大人と子どもが背中合わせになり、ボールを頭の上と足の間から交互にパスします。
「上!」「下!」の声に合わせて、楽しくパスを回しましょう。
お互い声かけをしながらパス回しをすると楽しいですよ。
ボールキャッチ
ボールに慣れてきたら、少し離れて「ボールキャッチ」に挑戦。
優しくワンバウンドさせながら、キャッチや投げる感覚をつかみましょう。
ボールを投げてキャッチするタイミングは空間認知力が必要です。大人から見たら簡単な動きでも、子どもからしてみたら難しいこともあります。一緒に楽しくやってみましょう。
ボール拍手
ボールキャッチにも慣れてきたら、さらに難易度の高い「ボール拍手」に挑戦してみましょう。
ボールを上に投げて、キャッチするまでに何回拍手できるか挑戦するゲームです。
ポイントは、ボールを真上に飛ばしてしっかりと見ること。落ちてきたときも、うまくキャッチできますよ。
ボールをコントロールする力や瞬発力も身につきます。
子どものレベルに合わせて、少しだけ挑戦できる難易度を設定しましょう。
できる・できないなど結果だけを見ず、過程をみてたくさん褒めてください。
まいにちスクスク「親子で楽しむ公園遊び」の番組記事
- (1)遊具で遊ぼう
- (2)砂場や地面で遊ぼう
- (3)道具を使って遊ぼう
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