親子で楽しむ公園遊び(2)砂場や地面で遊ぼう
自我が芽生え、体の動きも活発になる幼児期の子どもたちは、外での公園遊びもすすんで楽しむようになります。いつもの公園遊びにひと工夫加えて、親子でもっと楽しめる遊び方のコツを紹介します。
今回は親子で一緒に楽しめる、砂場や地面を使った遊びのコツです。
講師: 栁澤友希(運動保育士)
砂場を使った遊び
親子ジャンプ
砂場デビューにおすすめの遊び。まずは砂場に慣れるために「親子ジャンプ」です。
どれだけ高く飛べるかチャレンジしてみましょう。
※他に遊んでいる人がいる場合は邪魔にならないように気をつけましょう
不安定な砂場でジャンプすることで、足の裏がいつもと違う感覚で刺激され、バランスをとるための体幹や足の力も自然と鍛えられます。
周りに、他のお友だちがいなければ、追いかけっこをしてみるのもいいですよ。
宝探し
続いては、葉っぱや石などを宝物に見立て、砂場で「宝探し」です。
隠す場所は子どもに見せないようにしましょう。
※子どもから目を離さないようにしましょう
見つけやすいように、宝物は半分砂から出しておくと盛り上がりますよ。
隠し終えたら、子どもに探してもらいます。
大人と子どもが、隠す・探すを交互に行うと、かくれんぼのように楽しめます。
子どもが隠しているときは、声をかけながら子どもの安全を確認しましょう。
砂の感触や重みは、子どもにとって新鮮な感覚の刺激になります。遊びながら楽しみましょう。
砂場遊びをはじめる前に
砂場には、ゴミやガラスの破片など、管理が不十分な場合もあります。砂場遊びをする前に、大人が砂場の状況を把握して、危険なものがないかなどを注意しておきましょう。
地面を使った遊び
ケンケンパ
続いて、地面に絵を描いて楽しむ遊び。
まずは、おなじみの「ケンケンパ」で肩慣らしです。
地面に2つセットの丸と、1つの丸をランダムに描き、道を作ります。
2つの丸には両足で、1つの丸には片足で着地することがルールです。
「せーの、ケンパ、ケンパ」と声をかけながら、遊んでみましょう。
リズムに合わせて楽しくジャンプして、脚力が鍛えられます。
いろんな形で遊んでみよう
慣れてきたら、四角やハートなど、いろいろな形を少し離れた場所に描いてみましょう。
「ハートにジャンプしてみよう」など、大人が指示した形に素早く両足ジャンプしていると、瞬発力も鍛えられます。
遊びながら形も覚えられますよ。
公園の地面や砂場で遊ぶときは、周りにお友だちがいないか、ぶつからないかを注意して、楽しく遊びましょう。
まいにちスクスク「親子で楽しむ公園遊び」の番組記事
- (1)遊具で遊ぼう
- (2)砂場や地面で遊ぼう
- (3)道具を使って遊ぼう
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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