小さい子どもを育てながら家事をするのは、とても大変ですよね。だっこをしながらの家事、片づけの終わりが見えないおもちゃ…。子育て中でも家事の負担を減らす方法について、専門家と一緒に考えます。
専門家:
西﨑彩智(お片づけ習慣化コンサルタント)
小崎恭弘(大阪教育大学 教育学部 教授)
小さい子どもを育てながら効率的に家事を進めることができる?
家族が家事をしてくれない… 何かできることは?
おもちゃの片づけ、どうすればいい?
自分が楽しく、家族みんながご機嫌でいられることをゴールにしてほしい
西﨑彩智さん
本当に笑顔でいることが大事ですね。小さい時期は一時のことだから、誰かと比べずに自分の家のルールを作ってみてください。親も子も、お互いに段々と成長していきます。
私が育児しているときには「子どもが1歳のときは、あなたも1年目のお母さん。全てのことが初めてで、悩むこともわからないことも当たり前だから、考え込み過ぎなくていいよ」と言われて、とても救われました。あまり考え込み過ぎず、自分がたのしく家族みんながご機嫌でいられることをゴールにしてほしいと思います。
眉間にしわを寄せず「まあいいか」くらいの感じで
小崎恭弘さん
今、私は研修や講演会で、保護者や保育者に「子育てで大切なことはたくさんあるけど、いちばん大事なのは子どもの横にいる親がご機嫌でいること」と言っています。家事がストレス・プレッシャーになったときに眉間にしわを寄せると、それを子どもが見ています。「まあいいか」ぐらいの感じでたのしんでほしいです。
子どもが大きくなったとき、親がしていた家事や育児のあり方が、子どもに伝わると思います。この子育ての初期の段階は「家族がスタートして、今、練習しているんだ」と思ってみてください。いきなり上手になるわけではありません。ゆっくりと親に、家族になっていってもらえたらいいなと思います。