第2回 子育てクイズ王決定戦 ~上級編~(2)

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2024/07/20

出典:すくすく子育て[放送日]2024/07/20[再放送]2024/07/25

前回に引き続き、子育てクイズ王決定戦をお届けします。突然のケガやトラブルなど、子育て中の「こんなときどうしたらいいの?」という疑問や悩みをクイズ形式で出題。みなさんも一緒に参加してくださいね。

専門家・ゲスト:
大豆生田啓友(玉川大学 教授/乳幼児教育学)
加部一彦(埼玉医科大学総合医療センター/小児科医)
キンタロー。(お笑いタレント)
古坂大魔王(お笑いタレント)

第3問 カッターで指を切ったときの対処法は?

3歳の子どもが工作中、カッターで人さし指の真ん中あたりを深く切ってしまいました。血もポタポタ出ています。まず行うべき適切な対処法を次のうちから全て選んでください。

①ティッシュなどで優しく包み乾かす
②傷口をきれいな水で洗う
③そのままの状態で病院に行く
④心臓より高い位置に手を上げて固定させる
⑤傷口を布やガーゼなどで強くおさえる
⑥手の付け根あたりの血管をおさえる

子育て大魔王 

①~⑥の中で、適切だと思うものを全て答えてください。正解すると1点です。

みなさんの答え

りんたろー。さんが3つ「②、④、⑥」を選んだのに対して、丸山さんは「②、④」、キンタロー。さんは「②、⑤」の2つを選択しました。この中に正解はあるのでしょうか?

正解

解説:加部一彦さん

正解は「②傷口をきれいな水で洗う」「⑤傷口を布やガーゼなどで強くおさえる」です。
まず、感染症になることが怖いので、切り傷はきれいな水で洗ってください。予防にもなります。血が止まらなければ、傷口をタオルやガーゼで強く圧迫します。出血が止まるようなら、ばんそうこうを貼って処置します。



以前は、傷口は乾かしたほうがよいと言われていましたが、湿っていたほうが治りやすいことがわかっています。新しいタイプのばんそうこうなら、傷口に当てる部分が湿った環境を保つ作りになっているのでおすすめです。

補足情報

「心臓より高い位置に手を上げて固定させる」「手の付け根あたりの血管をおさえる」は、動脈などを切ったときなどの大量の出血の場合で、指先を切った程度では効果はありません。また、③の「そのままの状態」では感染症の恐れがあるので避けましょう。

子育て大魔王 

「②、⑤」のキンタロー。さん正解です。

第4問 児童館で親から離れずに遊ばない、どうする?

2歳の子どもを児童館に連れて行きました。しかし、親から離れずに全く遊んでくれません。こんなときどうしますか?

子育て大魔王 

なかなか遊んでくれないこと、ありますよね。みなさん自由に答えてください。大豆生田さんが採点します。

みなさんの答え

キンタロー。さん

シンプルに、「私と子どもでまずは遊ぶ」です。そして、たのしそうに演出して、他の子をおびき寄せます。
大豆生田啓友さん

「すばらしい! 3点」です。
2歳ぐらいの子どもは、こういう場所に行くと人見知りしたり、不安になったりしますよね。それは当然のことです。もちろん、個人によってタイプが違いますが、無理に引き離さないことがいちばん大事。心の安全基地である、お母さんやお父さんが一緒に遊ぶのはとてもいいと思います。
その遊んでいる姿が魅力的だと、他の子たちも興味を持つでしょうから、向こうから入ってくるようにするのもいいと思います。
丸山桂里奈さん

「体におもちゃをのせてみる」です。例えば、自分の体に積み木を乗せて、子どもに取ってもらう遊びをするんです。それをきっかけに他の子どもたちにも近づいて一緒に遊べたらいいなと思いました。
大豆生田啓友さん

これは「よい! 2点」です。まず大事なのは、子どもの安全基地を得ることが最優先だということです。他の子を巻き込むのはそれができてからのことで、どちらかと言えばおまけだと思います。他の子が遊ぶことで、この子の居場所が厳しくなることもあります。おもしろい方法ですが、その部分で1点を引きました。
りんたろー。さん

親と子どもで遊んでいて、輪ができてきたら親がスッと「フェードアウト」してあげるといいのかなと思いました。
大豆生田啓友さん

これも「よい! 2点」です。子どもが、親の周りでだんだん他の子とたのしく遊びはじめたとき、親がいてくれるから安心して楽しく遊べている場合があります。気づいたら親がいなくなるようなフェードアウトはしなくてもいいのではないかと思います。遊んでいるうちに、子どもが自分から離れていくのが理想です。

第5問 園で人気者になりたいという子どもへのアドバイスとは?

子育て大魔王 

現在の得点は、りんたろー。さん「12点」、丸山さん「11点」、キンタロー。さんの「10点」の接戦です。
ここで大逆転のチャンス、子育て大魔王からのスペシャルクイズです。正解すると68点になります。クイズはこちらです!

恥ずかしがり屋の子どもが、園で友だちと仲よくなれないから人気者になりたいと相談してきました。さて、どんなアドバイスをしますか?

子育て大魔王 

ギャグを教えるでもいい、何かのワードでもいい、ゲームでもいい、子どもへのアドバイスを教えてください。

みなさんの答え

丸山桂里奈さん

「チーズを伸ばせるだけ伸ばす」です。私はチーズを伸ばせるだけ伸ばす人が好きなんです。自分の可能性を信じている人だと思うんですね。何十メートルも伸ばせるチーズがあったら、おそらくすごい人気者になると思いました。
りんたろー。さん

「キラを見せる」ですね。キラキラのカードは、カードの中でも相当引きが強かったんですよね。
キンタロー。さん

「オリジナルのくしゃみ」を考える、です。実際の話なんですが、妹が小学校3年生のときにやっていました。くしゃみは生理現象で、クラスの中で何かの拍子に出ることがありますよね。そのとき「ハクション」ではないくしゃみをするんです。妹は数々のくしゃみを試していて、その中から決めたのが「ブギャーン!」でした。まわりの子たちもくしゃみがたのしみになって、人気者になるんです。妹は大人になった今でも、くしゃみはブギャーンなんですよ。
大豆生田啓友さん

もともと子どもはその子のよさを持っています。そのよさを認めてあげることが、自信につながると思います。だから、まずは親からすると子どもが一番の人気者であることを伝えたいです。恥ずかしがり屋を克服できなくても、それでもあなたらしさはいいんだと、長期的にみてあげることが大事だと思います。また、親として「こうやったらすごくよかったよ」という経験を伝えることも、ひとつの方法だと思います。
このクイズのポイントは、もともと持っているその子のよさで勝負するところだと思います。
子育て大魔王  

それでは、正解者、つまり優勝者を決めたいと思います。
第2回子育てクイズ王、優勝は… 



キンタロー。さんです。優勝おめでとうございます!

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