お散歩で見かける道端の草花。足元に落ちているドングリや落ち葉。公園の隅っこにある小石や小枝。身の回りをじっくりと見直せば、たくさんの命や自然の営みに出会えます。そのすべてが楽しいあそびのタネになります。
今回は「木の枝」のあそびを紹介します。
(撮影協力 妙福寺保育園)
自然遊び監修: 高橋京子
はじめに
木の枝は「振り回すと危ないから」と避けられがちですが、大人が見守る中であそびのタネとして捉え直してみれば、新たな発見があるはずです。
身の回りにある枝を集める
まずは、枝を集めてみましょう。
太い枝、細い枝、ちいさな小枝。枝を分類してみるだけで、子どもたちの想像力がかき立てられます。
枝で遊んでみよう
まずは、細い枝を使ってあそんでみましょう。
細い枝を手に持ち、ゆっくり折って見せると、「ポキッ」と音がしました。子どもたちは、枝が折れた音に興味津々です。
細く乾燥した小枝を折ると、心地のいい音がしますよ。
※枝が目に入らないように注意しましょう
乾燥した木を枝で叩いてみると、長さや形によってさまざま音がします。楽器のようにして遊ぶことができます。
枝で工作してみよう
次は、集めた枝をつかって工作してみましょう。
木の枝は、ひとつとして同じものがありません。
自分で試し、工夫する力が引き出されます。
これは紙粘土と木の枝を組み合わせた工作です。
上手に作ろうとしなくても、枝のさまざまな形が、自由な制作を助けてくれます。工作が苦手な子も、表現するおもしろさを味わうことができるでしょう。
子どもたちの日常にある身近な自然に目をむけると、不思議なことがたくさんで、主体的に遊ぶ姿が生まれてきます。
みなさんも自然の中にあそびのタネをみつけてみてください。
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
PR