かわいい子どもの目にかかる髪。うっとうしそうだから何とかしてあげたい、かっこいいヘアスタイルにしてあげたいですよね。手軽にたのしく、おうちで子どもの髪の毛をカットするコツを、子ども専門美容室で10年以上髪を切ってきた鈴木舞子さんに教えてもらいます。

講師：
鈴木舞子（美容師）

髪を重く丸く残すとかわいらしいスタイルになります。すいて軽くするとナチュラルなスタイルになります。子どもはたくさん汗をかくので、特に夏場などは軽く清潔にしてあげると過ごしやすいですよ。

耳周りの切り方

耳周りをスキバサミで切ってみましょう。

くしで整え、長く飛び出た髪をつまみ、スキバサミを真横に入れて切ります。

耳周りはハサミの角度を変えて切りましょう。

この時、髪をつまんだ指以外で耳をガードします。

気になる部分がなくなったら完成です。
耳が出てすっきりしました。

前髪の基本的な作り方

ここから、「ちょこっと前髪バリエーション」です。
はじめに、前髪の基本的な作り方です。

つむじから2～3cmの所を頂点とした三角形を作り、黒目の外側の幅をとるとできます。

ラウンド前髪

まずは、とてもキュートなラウンド前髪です。

切ったラインが目立つようにカットバサミを使います。

前髪を3つに分け、センターのいちばん短い髪の長さを決めます。

センターと端の傾斜が、赤線のように急であれば個性的に、青線のようになだらかであればかわいらしくなります。

基準となるセンターの髪を切ります。

このとき、顔の近くで切りましょう。髪をつまみ、子どもとハサミの間に指が入るように意識して、ガードしながら切ります。

次に、端の髪の毛を中央に持ってきてカットします。

反対側も同じように、端の髪を中央に持ってきて切ります。

くしで整えて、カットラインをチェックします。ガタガタしている部分や飛び出している部分をきれいに整えましょう。
丸くてかわいい前髪になりました。

左右非対称 アシンメトリー前髪

次は、左右非対称でかっこいいアシンメトリーの前髪です。
こんな難しそうな前髪もコツをつかめばバッチリですよ。

女の子は厚めに、男の子はすいて軽くするといいですよ。

アシンメトリーの前髪は、髪の流れを見極めることが重要です。
前髪の生え方やつむじの巻き方を見て、流す方向を決めてからカットを開始します。

切る人が、短くする側に立って切りましょう。

くしを縦に入れ、切る人の方に寄せて、くしと同じ向きにハサミを入れます。

これを繰り返して切っていきます。

短いほうに髪を寄せて切ることで、前髪の切る長さが変わります。髪を下ろしたとき、斜めになるように仕上がります。

整えたら、アシンメトリーの前髪のできあがりです。
かっこよく仕上がりましたよ。

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ヘアカットから、ふだんと違うことができた、髪を切ってかわいくなったという喜びを、親子ともども分かち合ってください。子どもが友達に髪を褒められたら、さらにうれしいですよね。

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