かわいい子どもの目にかかる髪。うっとうしそうだから何とかしてあげたい、かっこいいヘアスタイルにしてあげたいですよね。手軽にたのしく、おうちで子どもの髪の毛をカットするコツを、子ども専門美容室で10年以上髪を切ってきた鈴木舞子さんに教えてもらいます。
講師: 鈴木舞子(美容師)
家でのヘアカットは、子どもとのコミュニケーションにもなります。子どものなりたい髪形や、好きなキャラクターに寄せていくと、盛り上がってたのしいですよ。
ヘアカット前の準備
子どもの髪を切るとき、髪を切る人と子どもをあやす人の2人体制だと、切る人の負担が減ります。
1人で切る場合は、子どもの好きなおもちゃなどを箱に入れて、いくつか用意しておくと便利ですよ。
道具の準備
まずは、道具の準備です。
ハサミは、先がとがってないヘアカット用のハサミを使いましょう。安価なハサミは切れ味が悪い場合があり、切るときに髪が引っかかって痛い思いをすることもあります。
スキバサミは、刃がクシ状になっているハサミです。
髪の毛の量を調節するのに便利です。
髪を切るときは、ケープとタオルを使います。
ケープがなければ、ゴミ袋で代用できます。
ゴミ袋の底の部分を切ると、簡単ケープができます。子どもの頭を通して、首元に隙間がないようにテープを貼って調節します。このとき、首が苦しくならないように気をつけましょう。
小さい子がケープなどを嫌がるようなら、タオルだけでも十分です。
床が汚れないように、レジャーシートやゴミ袋を使います。
子どもの座るイスの下に敷きましょう。
ヘアピンやヘアゴムは、髪の毛をブロック分けするときに使います。
これで準備OKです。
前髪カットの前のワンポイント
ハサミを子どもの肌にはわせず、必ず髪を持って切りましょう。
子どもの肌は薄いので、傷ついたり、赤みが残ったりすることがあります。指で常にガードしましょう。
前髪の切り方
今回は、初心者にオススメなスキバサミを使います。
まずは、髪を短く切る方法です。
前髪をくしでとかしたあと、3ブロックに分けます。
真ん中の髪を持ち、切りたい長さより少し長めにちょこっと切り、ハサミを2~3回開閉すると切れます。
このとき、髪を持った指の上側を切ります。こうすると切った髪を持った状態になるので、子どもの顔にかかりません。
左右も同じように切ります。
髪のすき方
次に髪をすきます。
先程と同じように3つに髪を分けます。
髪をつまんで、3回ほどねじります。髪の真ん中より毛先側を3か所ずらしながらハサミを入れます。
くしを通して、正面から見て長さがそろっているか確認しましょう。
すくと自然で、さっぱりしますね。
初めて髪を切るときは「ちょこっと切り」がオススメです。1日で全部を切ろうとせず、親も子どもも、少しずつ慣らしていきましょう。
ちょこっとヘアカットで、ちょこっとスッキリ、ちょこっとかわいくなっちゃいましょう。
まいにちスクスク「おうちでちょこっとヘアカット」の番組記事
- (1)準備・前髪編
- (2)襟足・後ろ髪編
- (3)耳周りとちょこっと前髪バリエーション編
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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