子育て川柳大賞(2)あきえママが選んだ「子育てあるある川柳」編
続いてのテーマは、「あきえママが選んだ 子育てあるある川柳」です。
仕事でも 言ってしまった 「ママがやる」
神奈川県 お子さん2歳のママより 仕事で取引先と打合せしているとき、つい自分のことを「ママ」と言ってしまいました。「ごめんなさい!」とあやまると、笑ってもらえて、なごやかなムードになりました。
鈴木あきえさん(MC) この句を聞いて思ったのですが、子ども側もありますよね。「家でもね 言われてしまった ねぇ先生」。よく間違えませんか?
古坂大魔王さん(MC) ありますが、自分で選んで自分の句を詠んだらだめですよ!
マジックか 増える落書き 減るキャップ
愛知県 お子さん4歳・1歳7か月のママより 1歳の息子が、油性ペンで壁に落書きします。いちばん困ったのは冷蔵庫と炊飯器に落書きをされたこと。炊飯器は余白がないほど描いていました。その上、外したキャップがよくなくなり、今まで20~30本のキャップがなくなっています。
古坂大魔王さん(MC) 落書きは増えるけどキャップはなくなるところが、手品のマジックと書くマジックがかかっていてうまいですね。
倉石哲也さん 思いっきり楽しんでいる雰囲気が伝わってきますね。
昼ごはん 娘5品で 父粗品
東京都 お子さん9か月のママより 娘のごはんは毎食、おかゆ、おかず、フルーツなど何品もあります。一方、在宅勤務の多いパパへの昼食を用意する余裕がありません。そんなパパに申し訳ない気持ちと感謝でいっぱいです。パパは餃子が大好きなので月に1度「餃子の日」を設けておうちで食べます。月いちの楽しみです。
古坂大魔王さん(MC) 上手な句ですね。「座布団1枚!」と言いたいです。全員、怒ることもなく、いい人ですよね。
麦谷綾子さん やさしいですよね。この川柳で、自分にもこういうときがあったなと、忘れてしまっていたことが思い起こされました。ほっこりしますね。
番組MC・専門家の一句
ここで、番組MC・専門家の4人が考えた子育て川柳を発表します。
こんなにも 好きになられて いいのかな
麦谷綾子さん 子どもは、私がいいかげんなことをたくさんしているのに、とても好きになってくれて、愛してくれます。人生の中で、こんなに好かれることがあるんだと思いました。しあわせのような、一方で少し申し訳ないような、そんな気持ちを詠みました。
古坂大魔王さん(MC) 私も思うことがありますよ。子どもが生まれる前は、「無償の愛」という言葉が、親から子への愛だと思っていたんです。でも今は、子どもから親への愛なんだと思うようになりました。逆だったんですね。
迷ったら ハッピーなほう すくすく流
鈴木あきえさん(MC) これまで、「すくすく子育て」で専門家のみなさんから、「どうすればいいか迷ったら、親子が少しでもハッピーなほうを選んだらいい」と、あたたかい言葉を学びました。この川柳は、人生の川柳にもなっていると思います。
はじめての むすめのことば 「まぁいいか」
倉石哲也さん 娘のはじめての言葉が「まぁいいか」だったんです。親がよく言っていたんですよ。子どもが何かしても「まぁいいか」と。わが家のモットーみたいなものです。できないときは、まあいいじゃないかと、許し合う感覚なんです。
ヘトヘトの 心にしみいる 「パパ大好き」
古坂大魔王さん(MC) 「大好き」という言葉がどれだけ重要か、子どもが生まれて気づきました。1日に10回は言っています。娘たちも「パパ大好き」を言うんです。最近はかしこくなって、何かこぼすなど、やってしまったときに「パパ大好き」と言うんです。でも、その「大好き」が疲れているときに聞くと、いいなと思うんですよね。みなさんも、子どもに、ママ、パパでも言い合いましょう。
子育て川柳「子育て悪戦苦闘」編
子育て川柳「子育てハッピー」編
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