イライラがつのりカッとなって子どもに手をあげそうになったり、強い言葉で責めてしまったりすることはありませんか? とっさの行動とはいえ、心が痛みますよね。育児のイライラを子どもに向けないためにはどうすればいいのか、専門家と一緒に考えます。
専門家:
大日向雅美(恵泉女学園大学 学長/発達心理学)
イライラがつのり、カッとなって子どもをたたいてしまった… どうすればいい?
きつめの言葉で子どもを責めるのは虐待になるの?
虐待を受けて育ったけど、子どもに連鎖させたくない…
育児のイライラなどで悩んだときの相談窓口
育児のイライラなどで悩んだときは、1人で抱え込まずに自治体の支援センターなど、近くの窓口に相談してみてください。
〇地域の保健センター
〇地域子育て支援拠点
〇児童発達支援センター
〇児童相談所
〇子育て世代包括支援センター
〇小児科 など
罪悪感を、次の社会をつくる力に
大日向雅美さん
今回は、とてもつらい、重いテーマだと思います。でも、みなさんなんとかしようと工夫して、自分を見つめています。その力を、罪悪感ではなく、みんなで支えて、子どもの育ちを喜びあう社会をつくっていく方向に、エネルギーを転じるきっかけになればと思っています。自身の話をしてくれたみなさんは、つらかったと思います。よくぞ打ち明けてくれたと思います。その言葉を絶対にむだにしたくないと考えています。
古坂大魔王さん(MC)
虐待する人をゼロにするのは難しいかもしれませんが、そんな親たちが減るように、今回の話をいろいろな人に伝えていきたいと思います。
鈴木あきえさん(MC)
罪悪感に押し潰されそうなとき、「自分だけ、できない親だ」と思ってしまいます。そんなとき、同じように苦しんでいる、どうにかしようと頑張っている親たちと話せるだけで、すっきりすることもあります。育児のイライラについて定期的に話して、パワーアップしていきたいと思いました。