親子でおいしい! 脱・マンネリレシピ(2)のっける作戦
子どもにはいろんな食材を食べさせてあげたい。でも、忙しい毎日のなか献立を考えるのは大変で、似たようなメニューばかりになることも。そこで、親子でおいしい、脱マンネリのレシピを紹介します。
講師: 上田淳子(料理研究家)
忙しい子育て中は、肉・野菜を焼くだけでも精一杯でマンネリになりがちです。でも、その上に野菜やいろんな味付けのものを「のっける」ことで、バラエティに富んだおかずになります。
のっけ野菜
今回は、ほうれんそう、きのこ、トマトを使って、子どもでも食べやすい「のっけ野菜」をつくります。
ほうれんそうのガーリックオイルソース
まずは、たっぷりのほうれんそうを、おいしく食べられるレシピです。
<材料(つくりやすい分量)>
- ほうれんそう
- 1ワ(200g)
- にんにく(小/みじん切り)
- 1かけ分
- オリーブ油
- 大さじ1
- 塩・こしょう
<作り方>
ほうれんそうはアクが強いので、子どもが食べやすいように、さっとゆでてから使います。
冷凍のものは、そのまま使えて便利です。
ほうれん草をゆでたら、冷水で冷まします。こうすると、さらにアクが取れて、子どもが食べやすくなります。
水気をしっかりきってから、刻んでおきましょう。
続いて、オリーブ油でにんにくを熱します。
※にんにくは、チューブタイプでもOKです
にんにくのいい香りがしてきたら、ほうれんそうを入れて、中火で炒めます。
しんなりしたら、塩・こしょうを振って完成です。
これを、鶏もも肉のソテーにのっけてみました。ほうれんそうをソースの代わりにしていただきます。
きのこバター
続いては、たっぷりのキノコを使います。
<材料(つくりやすい分量)>
- きのこ(えのきだけ・エリンギ)
- 合わせて 200g
- バター
- 10g
- しょうゆ
- 適量
<作り方>
きのこを、バターで炒めるだけで完成です。
のっけるとき、仕上げにしょうゆをかけるのがおすすめです。ごはんがすすみますよ。
おいしい肉の焼き方「コールドスタート」
ここで、のっける作戦を成功に導くための、肉の焼き方を紹介します。
フライパンに油を入れて熱してから食材を入れるのが一般的ですが、肉をやわらかく仕上げたいなら、コールドスタートがおすすめです。
まず、つめたいフライパンに油を入れて、全体に広げます。
そこに、下味をつけた食材を入れます。
鶏もも肉の場合は皮目から、中火で焼きはじめます。
焼いている間は極力触らないことが大事なポイントです。
食材に触るのは、上下を返すときだけにしましょう。
パチパチと音がしはじめたら、弱火にして8~10分を目安に焼いていきます。
ふちが白くなってきたら、上下を返します
もう片面は、弱火のまま3分ほど、中にしっかり火が通るまで焼きましょう。
簡単のっけ野菜
続いて紹介するのは、野菜を調味料で和えるだけの簡単のっけ野菜です。
ブロッコリー入りマヨネーズ
<材料(つくりやすい分量)>
- ブロッコリー
- 100g
- マヨネーズ
- 大さじ3
<作り方>
ゆでたブロッコリーを刻んで、マヨネーズと和えるだけです。
焼き魚にのっけると、魚が苦手な子どもでもおいしく食べられるかもしれません
刻みトマトめんつゆ
<材料(つくりやすい分量)>
- トマト(中)
- 2コ
- めんつゆ(3倍濃縮)
- 大さじ1~1+1/2
- オリーブ油
- 大さじ1
<作り方>
刻んだトマトを、めんつゆとオリーブ油で和えるだけです。
肉にも魚にもあう、さっぱりしたトマトソースになります。
上田淳子さん いろんな味付けをやってみましょう。もちろん失敗もありますが、トライ&エラーの中で、みんなが大好きなスペシャルな味わいができてきます。それを探すのも楽しいと思いますよ。
ぜひ、いろいろのっけてみてくださいね。
まいにちスクスク「親子でおいしい! 脱・マンネリレシピ」の番組記事
- (1)定番料理のアレンジ
- (2)のっける作戦
- (3)フランスの調理法~エチュベ~
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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