育児のハッピー みんなでシェアSP2 (2)
今回は、育児のハッピー! みんなでシェアスペシャル第2弾。番組に寄せられたみなさんの「ハッピーメール」を紹介します。子育ての楽しさをあらためて確認していきましょう。
ハッピーゲスト: 大豆生田啓友(玉川大学 教授) 庄司智春(お笑い芸人/3児のパパ)
家族の絆にハッピー
最後に、家族の絆に関するハッピーを紹介します。
私は生まれつき左目が見えず、右目でもわずかに光を感じることしかできません。見た目から、目が見えないことがわかると思います。息子に「ママの目のことで、保育園の子に何か言われることはある?」と聞くと、最初は「ない」と言っていましたが、「ママは目が見えないんでしょって言われた」と言っていました。そのとき、「やっぱりママの目が見えたほうがよかった?」と聞いたら、「僕は目の見えないママのことが好きだよ」「だって、僕とママで手をつないだら、どこでもいけるよ」と言ってくれて、とてもうれしかったです。 息子は、一緒にお散歩に行くのが大好きで、「手をつないで」と言わなくてもつないでくれて、「横断歩道を曲がるよ」「こっちだよ」のように、連れて行ってくれます。息子の中ではこれが当たり前なのかもしれません。とても助かっています。 七五三で神社に行ったとき、パパはふだん聞いたことがなかった息子の思いを知りました。息子が神社からもらえた絵馬に、「ママの目が見えるようにって書く」と言っていたそうです。「自分の欲しいもの」や「自分はこうなりたい」ではないんだと思いました。「ママの目が見えるように」も「目の見えないママが好き」も、どちらも本当の気持ちだと思います。すごくやさしくて、きづかい屋なんです。 息子の育児ははじめてで、できないことが多くて、でもちゃんとやりたくて、自分を追い詰めてしまうときもありました。今もまだまだですが、やっとここまで子育てが進んできた、ここまで育ってくれたと思うだけでうれしいのです。とてもしあわせなんです。 (お子さん6歳・2か月のママより)
鈴木あきえさん(MC) お子さんと手をつないでるママの顔が本当にうれしそうですね。お子さんも「僕がママを連れて行くんだ」という誇らしげな表情で、そんな絆もハッピーだと思って、私もパワーをもらえました。ハッピーなことはたくさん散らばっていて、私ももっとキャッチしていきたいと励まされました。
庄司智春さん 「手をつないでたら、どこにだって行けるよ」という言葉がぐっときました。ママもうれしいですよね。お子さんのやさしさは、ママ・パパのやさしいがあるからではないかと思います。やさしさって強いですね。
大豆生田啓友さん すばらしいですね。親は、自分のいたらなさや足りない部分が気になって、「自分が親で、子どもがかわいそうではないか」と思うことがあります。でも、子どもにとって、そんなことはありません。むしろ、ふだんから親が頑張っている姿を見ています。親の思いに応えよう・共感しようとしていることが、わかってきているのです。この家族からも、そのことが本当に伝わってきます。子育てで、親自身が子どもからもらっているものの大きさを感じます。
―― 今回の育児のハッピーはいかがでしたか?
庄司智春さん 最高でしたね。私は、常に子どもたちに「やさしくあってくれ。人にやさしくしていたら、そのやさしさが自分に返ってくるから」と言っています。やさしすぎてつまらない・平凡だと感じるときがあっても、きっとやさしさは返ってくるから、人にやさしく、自分にもやさしくと。今回、そんな自分の子育ての向き合い方が間違っていないんだと思えてうれしいです。
古坂大魔王さん(MC) 育児と仕事との間でうまくいかず、いろんなことを考えていたときがあります。でも、ふと「あぁ、今しあわせなんだ」と思いました。その言葉は大事だと思います。育児のハッピーを届けてくれた方の「今しあわせです」という声を聞いて、多くの人がしあわせを感じたと思います。「ハッピー」という言葉は、人に伝わっていくので、もっと言葉にしたほうがいいと思いました。
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