育児のハッピー みんなでシェアSP2 (1)

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2023/01/21

出典:すくすく子育て[放送日]2023/01/21[再放送]2023/01/26

今回は、育児のハッピー! みんなでシェアスペシャル第2弾。番組に寄せられたみなさんの「ハッピーメール」を紹介します。子育ての楽しさをあらためて確認していきましょう。

ハッピーゲスト:
大豆生田啓友(玉川大学 教授)
庄司智春(お笑い芸人/3児のパパ)

思いがけない成長にハッピー

まずは、番組に寄せられた子育てのハッピーメールを紹介していきます。

2人の子どもを育てています。下の息子が生まれてから、娘(2歳)は夫と別の部屋で寝ています。毎晩、2階の寝室に上がる娘は寂しそうです。
そんな中、私の誕生日の前日、この日は遅くまで2階から足音が聞こえていました。もともと寝かしつけに苦労しているので、「また、ふざけて起きているな」とモヤモヤしつつ、いつの間にか寝ていました。それから、息子の泣き声で目を覚まして携帯を見てみると、夫から動画のメッセージが届いていました。



そこには、夫と娘が写っていました。「お誕生日おめでとう。これからもよろしくね。ママ大好きだよ」と。あんなに小さかった娘が、夫と一緒にお祝いできるまでに成長したんだと思うと、本当にうれしくて自然と涙があふれてきました。子どもから祝ってもらうのははじめてで、心に残る思い出になりました。
(お子さん2人のママより)


―― 庄司さんもお子さんとのことで絆を感じたようなエピソードはありますか?

庄司智春さん 

まだ長男が小さいころ、ママより自分のほうが頼りないと感じていて、「父親として力不足なのかな」と悩んでいたんです。「パパのこと好き?」と聞けば「好きだよ」と返事をしてくれるけど、言わせているように感じていました。
そんなある日、外食に出かけて、息子をだっこしながら通りを歩いていると、ふいに「お父さん大好きだよ」と言われたんです。聞いたわけでもないのに、息子から言ってもらえて、号泣してしまいました。今でもその場所を通るたびに思い出すほど、忘れられない日になりました。

続いてのハッピーメールはこちらです。

3人目を出産後、毎日疲れてつらかったとき、上の息子2人が、妹(1歳)のオムツを持ってきたり、ティッシュを取ってきたり、「ママが洗濯干すと思った!」と言って手伝ってくれたり、いつも積極的に手伝ってくれて感動しています。



私が疲れているとき、お兄ちゃんが「なんでもするからいつでもよんでね」「何かすることある?」と言ってくれます。それを見ている弟もお手伝いをしてくれるようになったんです。特に、パパの仕事の帰りが遅いときには、お兄ちゃんの「協力!」の合言葉で私を助けてくれます。妹と一緒に寝てくれたり、夜泣きのときに起きてトントンしてくれたり、やさしい子に育ってくれてうれしいです。
(お子さん5歳・4歳・1歳のママ)
庄司智春さん 

わが家の子どもたちも、今10歳・7歳・2歳ですが、上の2人が下の子の世話をしてくれて、とても助かっています。お風呂で2人が下の子を洗ってあげたりする様子を僕は見守っています。
鈴木あきえさん(MC)

きょうだい同士の助け合いも、子どもがママ・パパを助けてくれるのもうれしいですね。私は、出産してから腰痛があって、子どもが「ママまた腰痛いの?」と言ってマッサージしてくれるんです。まだマッサージごっこみたいなものですが、喜ばせようとする姿がハッピーなんです。
お兄ちゃんはやさしすぎるせいか、競争心がありません。例えば、かけっこはいちばんじゃなくてもいいと言います。保育園の役割決めでやりたいことがあっても、他にやりたい子がいると「いいよ」と譲ります。本心が言えないのではないか、大人になったときに苦しくならないか心配になることもあります。
大豆生田啓友さん

子どもには、いろいろなタイプがいます。お子さんは、人の役に立ちたい、他の子といい関係をつくりたいと思うような、平和主義なのでしょう。おそらく、「他の子とうまくやりたいし、他の子が喜ぶことをやりたい」が本心で、その意味では、やりたいことができている。全く心配ないと思いますよ。
お子さんのふだんの様子や話している言葉から、やりたいことを感じたら、「〇〇をやりたいのだったら、今度やりたいって言ってみたら?」のように、声をかけてあげるのも大事です。やりたいことを一緒にしたり、習い事をしたりするのもいいですね。その子の楽しいところ、好きなところを大事にして、その子自身がいちばんやりたいことがやれると、その子のよさがどんどん出てきます。
古坂大魔王さん(MC) 

お兄ちゃんを見ていると、ママのことが大好きだと伝わってきます。好きな人につくしたいタイプは、とても強いと思います。親や、友だちや、仕事の相手など、いろんな人のためになりたいという気持ちにつながるのでしょうね。

みんなのハッピー

番組で「育児のハッピー」をテーマに動画を募集したところ、たくさんの方からハッピー動画が届きました。その中からいくつかを紹介します。

「カワイイ」マネっこ姿にハッピー

娘(3歳)は、最近ママのまねにはまっています。それは「化粧」です。



「ママみたいにお化粧したい」と言うので、おもちゃを作ってあげたら気に入ったみたいです。「お化粧してるの?」と聞くと、「こうやって、シワが消えるでーす」と言いながら、とても楽しそうです。
(お子さん3歳のご家族)

兄弟の絆にハッピー

この日、家族で公園に行ったとき、下の子(1歳)がはじめて意味のある言葉を言いました。それは「にぃに~!」でした。お兄ちゃんが大好きなんです。



「にぃに」と呼んでもらって、お兄ちゃんも思わずハッピーな表情を浮かべていました。
(お子さん5歳・1歳のご家族)

ハッピーワードで幼稚園が好きに

長男(3歳)は、妹(1歳)と大の仲よし。ひとりで幼稚園に通うようになると、ママや妹と離れるのが寂しかったのか、最初は行くのを嫌がって大泣きして大変でした。でも、あるハッピーワードがきっかけで、幼稚園が好きになったんです。



それは、幼稚園のお友だちから「〇〇くんがいないとつまらないよ。いっしょに遊ぼうよ」と言われたことでした。あとから園の先生に聞いたのですが、その声かけで泣いていた息子が笑顔になったといいます。私や園の先生たちが説得しても聞かなかったけど、友だちのひとことで輪の中に入れて、「幼稚園が大好きになった」と言っていて、うれしかったです。
(お子さん3歳・1歳のご家族)

鈴木あきえさん(MC)

仲間からの言葉が響くんですね。同世代の友だちとの関わりが大事なんだと思いました。
大豆生田啓友さん

この時期、まわりの子たちが、おもしろそうにやっていることをまねしたくなります。家庭の中だけでは経験できないことを、どんどんやってみよう・まねしようとなるのです。親からみれば、子どもが少しずつ親から離れていく時期でもあります。そうやって、友だちとの遊びの中で、失敗や成功を繰り返しながら育つ輪が大事なのです。
庄司智春さん 

仕事柄、学校で子どもが友だちからいじめられはしないかと、勝手に心配することがありました。でもこの前、学校で「お前のお父さん、テレビで見たぞ。更衣室で着替えてたら、急にすべり台になって池に落ちてたぞ。すごいおもしろかった!」と言われたそうです。子どもも「友だちが『おもしろいね』と言ってくれて、僕もうれしかったよ。お仕事がんばってよね」と言ってくれて、とてもうれしかったですね。
古坂大魔王さん(MC) 

子ども向けに作っていた動画が、パパ友に「うちの子がはまってるんだよ」と言われて、そばにいたうちの子どもから「パパよかったじゃん」と言われたことがありましたね。子どものほうも喜んでいました。
鈴木あきえさん(MC)

きっと子どもは、親が喜んでいると自分もうれしいのですね。

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