夕方になると泣きはじめて手がつけられない。双子が一緒に泣いてしまう。赤ちゃんに泣かれると、ママ・パパだって泣きたくなりますよね。そんな、赤ちゃんの泣きについて専門家と一緒に考えます。とっておきの泣きやませ方も紹介します。
専門家:
黒田公美(理化学研究所 脳神経科学研究センター/医学博士)
岩佐寛子(東京都助産師会/助産師)
赤ちゃんが泣いてもだっこしかできない、どうしたらいい?
赤ちゃんが泣いたとき、おっぱいに頼っていいの?
健康に関わるような危険な泣きを見極めるには?
泣いても動揺せずどっしりと構える
黒田公美さん
赤ちゃんは、単に退屈しているだけで泣くこともあります。だから「あなたは泣いているけど、私は動揺しない、大丈夫」のように、どっしりと構えてください。親が動揺していると、赤ちゃんはその理由がわからず、何か危険があるかもしれないと感じるかもしれません。すると、お互いに不安な気持ちになります。
どうしてもイライラして手をあげるほどの気持ちになったら、赤ちゃんが安全な場所にいれば、少し離れてもいい。10分間ぐらい泣かせたままでも大丈夫ですよ。
オリジナルの育児本をつくるような心の持ち方で
岩佐寛子さん
今は泣く時期だから、もう少しで落ち着くと考えて、大きく構えていいと思います。ネットなど、いろいろな方法があると思いますが、それぞれの家庭にあった方法をみつけていきましょう。赤ちゃんにも個性があるので、一つ一つ試しながら、「今日はこれがうまくいった」と思って、オリジナルの育児本をつくるような心の持ち方でできるといいですね。