子どもの成長をカメラで記録していると、「もっといろんな写真が撮れたら」と思うことはありませんか? 子どもがかわいく撮れる、カメラでもスマホでも使える写真術を紹介します。ちょっとしたコツで、家族みんなで写真を撮るのが楽しくなりますよ。
講師: 椎名トモミ(カメラマン/写真講師) 初心者向けの子ども写真講座で、パパ・ママに子どもの写真の撮り方を教えてきた。
印象的な写真を撮りたい!
写真を教えていると、よく「背景がキラキラとボケたような、印象的な写真を撮りたい」と聞かれます。このような写真を撮るとき、どこを「背景」にするのかが大切です。
今回、晴れた日の公園で撮ってみました。まずは、まわりを見回してみます。
撮影のポイントは2つ。少し離れたところで葉っぱに光があたってきれいな緑が出ているところ、子どもは背が低いので低い位置に明るい緑があることです。
これらを背景にすると、印象的な写真を撮影することができます。
アングルを意識しよう
同じ場所、同じ状況で撮影しても、レンズの高さを変えるだけで写真がぐっとよくなります。違いを見てみましょう。
まずは、立ったままの高い位置から撮影してみます。下に向かって撮るので、背景が地面になります。この場合、土の茶色が多くなってしまいますね。
次に、しゃがんだ位置から撮影します。上から撮った写真と比べると、背景に緑が入ってきれいになりました。
さらに、カメラをもっと地面に近づけて撮影します。背景のほとんどがキラキラした緑になりました。
同じ場所でも、カメラの高さでこんなに写真が変わります。
遊びながらたくさん撮ってみよう
公園での撮影のポイント、最後は「遊びながらたくさん撮る!」です。多少ぶれたり、ピントが甘くなったりしても、子どもが楽しそうな姿が写っていれば、とてもいい子どもの写真です。
せっかく公園にきたのだから、パパ・ママも一緒に遊びながら撮影してみましょう。とにかくたくさん撮って、数うてば当たる方式です。
いっぱい撮れば、意外にいい写真が撮れますよ。みなさんもやってみてください。
まいにちスクスク「子ども写真術」の番組記事
- (1)公園での撮影のポイント
- (2)室内での撮影のポイント
- (3)写真で思い出づくりのポイント
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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