なんでも口に入れたり、なめたりする子ども。赤ちゃんがいる家庭では、なるべく部屋をきれいにしておきたいですよね。そんなママ・パパに、安心できる素材を使った簡単にできる掃除術を紹介します。
講師: 佐光紀子(ナチュラルライフ研究家/翻訳家)
つけおき洗い
子どもが使うものは、しっかり掃除しておきたいですよね。食器の黄ばみや臭いも気になります。そんなときは、つけおき洗いをしてみましょう。
洗い方
過炭酸ナトリウムを使ったつけおき洗いを紹介します。
過炭酸ナトリウムは酸素系の漂白剤です。塩素系の漂白剤より効果が緩やかなので、色や柄のついた洗濯物の消臭・漂白などにも使えます。
※つけおきできないものがあります。使用上の注意をご確認ください
まずは、つけおき液を作ります。
30~50℃くらいのお湯4リットルほどに、過炭酸ナトリウムを大さじ1~2杯程度入れます。
次に、つけおきしたいものを入れ、2時間ほど待ちます。
白い濁りは、活性酸素が発生している証拠です。この活性酸素に漂白や殺菌の効果があります。
※密閉しないようにしてください
活性酸素が出終わると、つけおき液はアルカリ性になり、取り出すと表面が少しぬるっとします。クエン酸水ですすぐとシャキッとしますよ。
最後に水ですすげばOKです。
つけおき洗いのポイント
つけおき洗いをするときは、しっかり全部つけるのがポイントです。
浮いてしまう場合は、皿などをおもしにしてみましょう。
つけおき洗いは、スタイや、水につけてもいいおもちゃにも効果的です。洗いにくいストロー、マグやすり鉢の洗浄にも大活躍します。
つけおき洗い応用編
お風呂を使えば、風呂おけ、イス、お湯取りホースなどもつけおき洗いできます。
浮いてしまう場合は風呂のふたをおもしにしましょう。
便利な掃除グッズ「重曹ふりかけ容器」
作り方
使い古しのガーゼハンカチを切り取り、一枚にしてガラス瓶にかぶせます。
ガーゼを輪ゴムで留め、麻ひもで飾りつければ完成です。
重曹を使いたいとき、そのつど袋から出さなくても、この容器があればサッとかけられます。
使い方
重曹ふりかけを使って、洗えないぬいぐるみをきれいにする方法を紹介します。
まず、汚れを浮き上がらせるために、スポンジでせっけんを泡立てます。そこに重曹をかけ、少しなじませてください。
このスポンジでこすって、汚れをかき出します。
最後に、タオルにクエン酸水をかけて拭きます。アルカリ性のせっけんや重曹を、クエン酸で中和すると重曹のざらつきも取れます。しっかり乾かせばOKです。
※ぬいぐるみに直接クエン酸水をかけないようにしましょう
赤ちゃんの身の回りにあるものの気になる汚れ。ラクしてきれいに落としてみてください。
まいにちスクスク「ラクしてキレイ! 安心お掃除術」の番組記事
- (1)赤ちゃんの近くでできるお掃除
- (2)赤ちゃんの身の回りのもの
- (3)トラブルを乗り切る掃除
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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