子どもと植物を育ててみよう(1)ハツカダイコンの種まき
子どもと一緒に植物を育ててみませんか? 親子でガーデニングを楽しんでいるという、園芸家の井上華子さんに教えてもらいました。
初回は、はじめての人でも育てやすいハツカダイコンの種まきです。
講師: 井上華子(園芸家) 子どもにとって、種から野菜になるまでを見ることは、植物の生命力を感じることができてよい経験になりますよ。
用意するもの
種、培養土、紙パック、カップ、霧吹きを用意します。培養土は、ホームセンターや園芸店などで手に入ります。
プランターは、コンパクトで子どもでも育てやすい、紙パックから作ったものを使います。
紙パックプランターの作り方
まず、注ぎ口を留めます。
続いて、水はけ用の穴をあけます。
穴は側面の下のほうに10個程度です。反対側も同じようにあけます。
最後に、上面のふちから1cmくらい内側を切り取ります。
これで完成です。
種のまき方
それでは、種をまいていきましょう。
まず、プランターに土を入れます。
この中でハツカダイコンができるので、入れ過ぎかなと思う程度に土を入れます。「トントントン」として、土をならしておきましょう。
種をまく前に霧吹きで土を湿らせておきましょう。種がまきやすくなります。
種はまくぶんだけ、先にカップに取り分けておくと、子どももまきやすくなります。
※種は茶色ですが、種苗会社によっては色をつけている場合があります
土の表面にすじをつけます。1cmくらいの深さにしておきましょう。
種をまいていきます。
写真のように間隔をおいてまきます。
続いて、指で土をつまむようにして、種に土をかぶせていきます。
最後の仕上げに霧吹きをして、土と種をなじませます。
育て方
芽が出るまでは、窓辺や軒下などの日かげに置き、乾燥させないように注意します。
種をまいて2~3日ほどで芽が出てきます。
芽が出たら屋外に出しましょう。日光を浴びて、ぐんぐん育っていきます。
表面が乾いたら水やりしましょう。
混み合ってきたら間引きします。元気な葉を残して、3~4㎝間隔にします。
茎の赤い部分が土から出てきたら、根元を覆うように土を寄せます。
1か月くらいで収穫できます。
ハツカダイコンの種まきは、春や秋がベストシーズンです。
井上華子さん もしうまくいかなかったとしても、種をまく時期や置く場所を変えて、何度か挑戦してみてください。何か発見があるかもしれませんよ。
Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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