子育てに奮闘しながらも、思い通りにいかずにモヤモヤを抱えるパパたち。子どもがなかなかなつかない、夫婦で育児方針にズレを感じるなど、悩めるパパたちの本音に向き合い、専門家と一緒に考えます。
専門家:
石井クンツ昌子(お茶の水女子大学 副学長)
泉秀生(東京都市大学 准教授)
今回のテーマについて
これまでにパパから受けた相談には、どんなものがありますか?
回答:泉秀生さん
例えば、家事や育児を一生懸命しても妻に文句を言われてしまう、何をすればいいのか尋ねたら「自分で考えなさい」と言われてしまったなど、そんな悩みを持つパパは多いようです。
回答:石井クンツ昌子さん
まわりのパパと比べて育児・家事をしていると思っていても、なかなか妻は評価してくれない、といった話をよく聞きます。一方でママからは、少しばかりの育児・家事をしただけで「イクメン」だと勘違いしているようだ、といった声を聞くこともあります。
子どもがなついてくれない。どうしたらいい?
夫婦で育児方針にズレを感じる…
妻に子育てに関する意見が言えない… どう話せばいい?
感謝・コミュニケーション・協働が重要
石井クンツ昌子さん
私は「3K」が重要だと思っています。最初のKは「感謝」で、お互いに感謝すること。次は「コミュニケーション」。最後は「協働」で、何かの目的を共有して、ともに力を合わせて活動することです。「感謝・コミュニケーション・協働」の3つを大事にしましょう。
日々悩みながら楽しみながら子育てに向き合う
泉秀生さん
今の時代、パパは仕事だけをしていればいいのではなく、家事や育児も大事にする。さらに、コロナ禍で、いろいろな悩みを抱えながらの育児になり、大変だと思います。でも、子どもが大きくなったときに「大変だったけど、頑張ってよかった」と思えるのではないでしょうか。私自身を含めて、日々悩みながら楽しみながら、一緒に頑張っていきましょう。