すくすくミニ講座 いつもと違う動作でわかる病気の可能性
子どもの病気の早期発見には、いつも身近で見守っている保護者の「気づき」がいちばん大切です。「あれ?おかしいな?」と思ったら、こんな病気の可能性もあります。石垣景子さん(東京女子医科大学/小児科医)に、いくつかの例を教えてもらいました。
赤ちゃんが、突然おじぎをして、両方の腕を振り上げる動作を繰り返すようになってきたら、「てんかん」の可能性があります。
夕方、テレビなどを見ているときに、子どものまぶたが下がって、あごを上げて画面を見るようになっていたら、「重症筋無力症」という病気の可能性があります。
2歳半ばを過ぎてもよくつまずき、ひとりで階段をうまくのぼれなかったり、ジャンプを嫌がったら、「筋ジストロフィー」の可能性があります。
これらの病気は、医師が早く診断することで治療することができるものもあります。病気の早期発見には日頃の観察がいちばんです。子どもの「あれ、おかしいな?」という様子に気づいたら、近くの小児科医に相談してみましょう。
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