季節のさまざまなイベントや子どもの行事。手軽においしいごはんを作って、お祝いできたらうれしいですよね。子どもも大人もおいしく食べられるレシピを、栄養指導やメニュー考案のスペシャリスト、牧野直子さんに教えてもらいます。
今回のテーマは「正月メニュー」です。「おせち」はお正月をお祝いする料理で、1品でも2品でも作って楽しみましょう。ひと工夫で赤ちゃんも一緒に楽しめます。
講師: 牧野直子(管理栄養士) 子どものお祝いやイベントで、自宅で作って楽しみたいという声をよく聞きます。簡単で見栄えのいい料理を紹介していきます。
とりわけおせち~筑前煮~
最初は「とりわけおせち~筑前煮~」です。
<材料(大人2人・子ども1人分)>
- 鶏むね肉
- 100g
- れんこん
- 70g
- ごぼう
- 1/4本
- にんじん
- 1/4本
- 干ししいたけ
- 3枚
- 絹さや
- 4枚
- だし汁
- カップ3/4
- サラダ油
- 小さじ1
- かたくり粉
- 適量
- しょうゆ・みりん・酒
- 各小さじ2
<作り方>
ごぼうは、斜め薄切りにします。
干ししいたけは、水につけて戻します。
「ねじりにんじん」を作ります。
にんじんを花の形に抜きます。
花びらの間に切れ目を入れます。
切れ目に向かって包丁を入れます。
これで、ねじりにんじんができます。
「花れんこん」を作ります。
れんこんの穴と穴の間に切れ目を入れます。V字型になるように包丁を入れましょう。
花びらの形になるよう整えて、輪切りにしたら花れんこんになります。
彩りに使う絹さやです。芽は「芽が出る、めでたい」という意味なので、おせち料理では芽を残したまま使います。
根菜類は下ゆですることで、やわらかく仕上がり、1歳の子どもでも食べやすくなります。煮立ったら弱火にし、ふたをして7~8分ゆでましょう。
フライパンにサラダ油を熱し、かたくり粉をまぶした鶏むね肉を炒めます。
鶏むね肉の色が半分白く変わったら、根菜(ごぼう・ねじりにんじん・花れんこん)、だし汁、そして、しいたけを戻し汁ごと入れます。
調味料(しょうゆ・みりん・酒)を加え、落しぶたをして10分ほど煮ます。
子ども用は、具材を1cm角に切りましょう。
ゆでた絹さやをあしらえば完成です。
※子どもは、しいたけを飲み込みにくいので、入れないようにしてください。
ぶりの照り焼き
そしてもう一品、「ぶりの照り焼き」です。
ぶりは成長にともない名前が変わる出世魚なので、おめでたい魚とされています。
<材料(大人2人・子ども1人分)>
- ぶり
- 2切れ
- 塩
- 少々
- 小麦粉
- 適量
- サラダ油
- 大さじ1
- しょうゆ・みりん・酒
- 各大さじ1/2
<作り方>
ぶりに塩をふって10分ほどおき、さっと水で洗います。
水気をふきとり、小麦粉を薄くまぶします。
フライパンにサラダ油を熱し、中火で両面を焼いて、調味料(しょうゆ・みりん・酒)をからめれば完成です。
子ども用のぶり雑炊
続いて、ぶりの照り焼きで「子ども用のぶり雑炊」を作ります。
<材料>
- ぶりの照り焼き
- 1/3切れ
- ごはん
- 60g
- だし汁
- カップ1/2
<作り方>
ぶりの照り焼きの脂の少ない部分を、1/3切れ取り分けます。
鍋に、ごはん・だし汁・粗くほぐしたぶりの照り焼きを入れ、さっと煮ます。
これで、ぶり雑炊の完成です。親子でおいしくぶりをいただけます。
子どもと一緒にお正月料理、ぜひ食べてみてくださいね。
まいにちスクスク「1歳から食べられる! イベントごはん」の番組記事
- (1)パーティーレシピ
- (2)お祝いデザート
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