ハローワーク・マザーズハローワーク
再就職のとき、自分の考えを整理することも大切ですが、すぐに働きたい場合はどうしたらいいのでしょうか。仕事探しで、まず思い当たるのが「ハローワーク」です。
ハローワーク
ハローワークは全国に544か所(2021年3月現在)、すべての都道府県にあり、無料で利用することができます。働きたい場所や職種など、希望の条件を入力して検索すると、求人票が入手できます。
相談窓口では、気になる求人について、現在の応募状況など、自分では聞きにくいことを職員が代わりに事業所へ確認もしてくれます。
マザーズハローワーク
また、ハローワークの中でも、子育て中のママ・パパの就職を支援しているのが「マザーズハローワーク」です(2021年3月現在、全国に21か所)。そのひとつである「マザーズハローワーク東京」に伺いました。
この施設には、子連れでも安心して利用できるように、子どもが遊べるスペースがあります。見守りのスタッフがいるので、安心して相談できます。
※現在、各スペースにひと家族のみの受け入れ
この日、4か月の子どもを抱えたママが相談にきていました。会社員として8年間働き、育休を終えて復帰しようと思っていた矢先、コロナの影響で解雇を言い渡されたそうです。
相談者には、「就職支援ナビゲーター」という担当者がつき、仕事が決まるまでサポートしてもらえます。例えば、職務経歴書の書き方などについて、アドバイスを受けることができます。
無料のセミナー
相談窓口には、「自分にはスキルがない」「ブランクがある」などの不安を抱えた人たちがたくさん訪れます。そんな人たちのためのサポートも充実しています。再就職の心構えや、面接対策を教えてくれる無料のセミナーなどが、常に用意されています。特に、パソコン関係の講座は大人気です。再就職を希望している人は、まずは、訪ねてみるといいかもしれません。
ハロートレーニング
ハローワークで、より専門的なスキルを身につける方法もあります。「ハロートレーニング」という職業訓練です。就職に必要であると判断された場合、男女問わず職業訓練を勧められることがあります。
数か月から2年程度、専門の学校に通って、介護サービスや調理技術など、再就職に必要な知識や技術を身につけることができます。受講料は、ほとんどのコースで無料です。雇用保険の受給資格の有無や収入などの要件により、給付金などをもらいながら職業訓練と就職活動に専念できる仕組みになっています。
コメント:大沢真知子さん 最近は、コロナ禍の影響で、専門的な職業も含めて、スキルトレーニングがとても進んでいます。いろいろな選択肢があるので、まずはパソコンで検索したり、近くのハローワークに行って情報を集めてみましょう。
仕事と子育て 両立の工夫とは?
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