赤ちゃん家族の防災グッズ(2)非常時の備え①
いつどこで起きるのかわからない災害。小さな子どもがいる家族は、どんな準備をしておけばいいのでしょうか。用意しておきたい防災グッズについて考えます。
今回は、ライフラインが止まったときの備えを考えます。
講師: 国崎信江(危機管理アドバイザー) 赤ちゃんの命と健康を守るためには、荷物を割り切ることが大切です。コンパクトでたくさんの使い道のあるものや、1回で使いきれるものがおすすめです。
災害で電気・ガス・水道などのライフラインが止まったとき、水や食料、着替えなどのほかに、どんなものを用意しておけばよいのでしょうか。そんなときに役に立つ、最小限の防災アイテムを紹介します。
まずは、停電に備えてランタンやヘッドライト。そして、携帯電話を充電するモバイルバッテリーです。ヘッドライトはあらかじめヘルメットに付けておくと、もしものときも慌てません。
ガスが止まったときに役立つのが、どこでも調理ができる卓上のカセットコンロです。スペアのガスボンベを多めに用意しておくと安心です。
断水のときに困るのはトイレ。そんなときは携帯トイレや大判のゴミ袋が役立ちます。
ゴミ袋は、便座にかけて災害時のトイレとして使うことができます。
大きな地震が起きると、家具が倒れたり、ガラスやほこりが飛び散ったりして、足の踏み場もない状態になることもあります。家族が安全に過ごせる場所を1か所は確保しましょう。
そんなときは、ほうきとちり取りが停電時でも使えて役立ちます。充電式の掃除機も便利です。
地震が起きると、家の中でも粉じんが舞ってしまいます。粉じんが赤ちゃんにかからないように気をつけたいですね。
そんなときに役立つのが、公園やキャンプで手軽に使えるワンタッチテントです。
一人でも簡単に設営できるので、災害時にも活躍します。
停電で真っ暗になると、子どもがどこにいるのかも分からない状態になります。
そんなときはケミカルライトが便利です。
赤ちゃんにつければ、暗い場所でも居場所がわかり、混乱した状況での助けになります。
災害が起きて停電すると夜は真っ暗になります。その中で赤ちゃんの命を守る安全な行動がとれるようにしっかりと準備しておきたいですね。
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