祖父母と子育て家族。どうつながっている?
新型コロナウイルスの影響で思うように会えない今、祖父母と子育て家族はどのようにつながっているのでしょうか? みなさんの工夫を聞いてみました。
ばあばのリモート子守
4か月 男の子のママより
4か月になる息子は、ちょっとママが離れるだけで泣いてしまうことがあります。だっこしないとしばらく泣いているので、思うように家事も進みません。そこで、ばあばの力をかりています。
スマホをスタンドにセットして、ばあばとビデオ通話でつなげておきます。これで、子どもを見守ってもらうんです。ばあばは、歌ったり、いないないばあで遊んでくれたりしてくれます。息子も楽しそうでご機嫌です。
息子は、なかなかばあばに会うことができませんが、日頃の子守ですっかりなついています。
冷凍おかずでサポート
6か月 男の子のママより
緊急帝王切開で出産したので、産後4か月ごろまでは痛みや体調不良で思うように家事や育児ができませんでした。はじめての育児で慣れない上にコロナ禍だったので、なかなか育児のサポートをお願いすることもできません。そんな状況で、ばあばからのサポートが心にしみました。
手作りおかずを冷凍して送ってくれていたんです。温めるだけですぐに食べられるので、とてもありがたいものでした。自分のために誰かが作ってくれたごはんを食べると、心がほっとします。とても感謝していますし、ばあばの愛情を感じています。
祖父母を忘れないように
2歳9か月 男の子のママ・パパより
以前は、離れて暮らす祖父母の家によく遊びに行っていましたが、それができない状況が長く続きました。祖父母はビデオ通話に不慣れなため、顔を合わせることができず、子どもが祖父母の顔を忘れてしまわないか心配でした。
そこで、日頃から祖父母の写真を見せるようにしたんです。写真を見せて「ばあばはどこにいる?」と聞いたり、思い出の動画を見せたりしていました。
緊急事態宣言が解除された6月、久しぶりに祖父母に会うことができて、心配していた人見知りもありませんでした。会えない時間を感じさせない再会になってよかったです。
コメント:大日向雅美さん リモート子守りはすごいですね。こんな方法もあるんだと気づかされました。 ビデオ通話のようなツールを使わなくても、いつも子どもに写真を見せて祖父母のことを伝えている方もいましたね。私は、これが人間関係の基本だと思います。子どもは、ママ・パパが大事にしている人を好きになり、大事にするようになります。「じいじ・ばあばはあなたのことを大事に思ってくれてるよ」と伝え続けることで、子どもはそれを信頼して、次のステップに行けるわけです。 オンラインやいろいろなツールを活用する場合であっても、そもそも土台は同じなのだと思います。
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