ゆったりワクワク散歩にでよう(4)散歩の困りごと
子どもにとって、散歩はワクワク・ドキドキが詰まった大冒険です。いつだって未知の体験があり、発見の連続です。子どもと一緒に大人も外に出かけたくなる、そんな散歩のコツを紹介します。
今回は、散歩の困りごとです。宮里暁美さんに聞いてみました。
講師: 宮里暁美(お茶の水女子大学 教授/保育学/認定こども園 園長) 外に出なければ感じられないことがあります。風がそよいで、光がきらきらして、体中で、五感で感じることができる。それが散歩のよさだと思います。
なかなか帰りたがらない
家に帰ろうと言っても、子どもがなかなか帰りたがりません。公園を出ても、まだ遊びたくて戻ってしまいます。
(1歳7か月 男の子のママ)
(1歳7か月 男の子のママ)
近くでもベビーカーがあると安心
回答:宮里暁美さん 子どもは、終わりにしたり帰ったりすることが好きではありません。1歳のころは混とんとしています。毎回、帰りたがらない場合は、近くでもベビーカーを用意しておくと安心ですね。
歩かなくなってしまう
散歩の途中で、子どもが「車でくればよかった」と言って、歩かなくなることがあります。そうなると、だっこするしかありません。
(3歳 男の子のママ)
(3歳 男の子のママ)
お茶やおやつで元気が戻ることも
回答:宮里暁美さん グズグズしたときは、お茶やおやつを食べて休憩してみましょう。体に元気が戻って、もう少し頑張れると思います。
散歩のおすすめグッズ
宮里暁美さんの認定こども園では、散歩にどんな物を持っていくのでしょうか。見せてもらいました。
ティッシュやタオル、オムツに着替え、防災グッズや救急セットなどをリュックサックに入れて持っていくそうです。
中でも、散歩が楽しくなるおすすめグッズが「透明な袋」。
子どもは、道に落ちている物を拾うのが大好きです。透明な袋に入れると中がきれいに見えるので、宝物のようになります。見つけた宝物と一緒に歩けば、散歩がもっと楽しくなりますね。
散歩を楽しむために
宮里暁美さん 大人は大人的な気持ちで周りを見回しながら歩いたら、子どもも子どものペースでいろいろ見つけることができます。何かおもしろいことがあったら「今日はおもしろい散歩だったね」と言うと、「また行く」と言うようになります。自分から、自らというのが、子どもの心をワクワクさせます。
まいにちスクスク「ゆったりワクワク散歩にでよう」の記事
- (1)1歳児の散歩
- (2)3歳児の散歩
- (3)パパと一緒の散歩
- (4)散歩の困りごと
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