メディアと子どもの目への影響
テレビや動画など、さまざまなメディアの影響を考えるとき、やはり気になるのが子どもの目への影響です。小児眼科医の富田香さんに話をうかがいました。
見たいところに視線を動かす、見たいものにピントを合わせる。そういった眼球運動の力は、赤ちゃんが動き始めて歩き始めるころに、急速に発達します。眼球運動を発達させるのは、次のような4つの運動です。
走る・飛ぶなど、「自分から動く運動」。懸垂する・壁を押すなど、「力を入れる運動」。一本橋を渡るような、「平衡感覚を使う運動」。ボールを投げる・なわ跳びをするなど、「道具を使う運動」。これらの運動を、乳幼児期にバランスよく経験することが大事なのです。
家の中でも、絵本を読む、積み木を積むなど、指や体を使う遊びを通じて眼球運動が養われます。
スマホなどの画面を見るときは、画面の距離にピントが固定され、画面の大きさの範囲でしか眼球運動が起きません。特に、2歳くらいまでの乳児期は、スマホなどの画面を見せ続けることをできるだけ避けたほうがいいと思います。
例えば、周りに迷惑をかけたくないという理由で、やむをえずスマホを見せている方も多いと思います。ですが、子どもは泣いて騒いで当たり前で、それを許容しない社会に問題があると感じます。許容しない人が多いために、スマホに頼ってしまう。そのような悪循環が起きています。
親がスマホを見せてしまう気持ちもよくわかりますが、目への影響など、どのように見せるのかが大事なことだと知っておいていただければと思います。
子どもの目に与える影響についても知識をもって、長時間ひとりで見せていないか、メディアとのつきあい方、見直してみてくださいね。
デジタルメディアを子育てに生かす取り組み
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