母乳とミルクの悩み
赤ちゃんが生まれて、最初に始まるお世話が授乳。でも、それがママにとってつらいものになっている現実もあります。何度も乳腺炎になる…… いくら頑張っても母乳が出ない…… 自分は母親として失格なの? そんな、母乳とミルクの悩みについて考えます。
専門家: 笠井靖代(日本赤十字社医療センター 第二産婦人科 部長/産婦人科医) 市川香織(東京情報大学 准教授/助産師/母性看護学)
今回のテーマについて
番組で「母乳・ミルク」についてアンケートを行ったところ、2か月で300人近くのママから声が寄せられました。
「授乳がしんどい、やめたい」と思ったことのあるママは8割近くにも達しています。
悩みの内容は、1位が「乳首・乳房のトラブル」、2位が「睡眠不足」。乳房のトラブルが悪化した乳腺炎、ミルクに対する罪悪感、という悩みも多く見られました。
コメント:笠井靖代さん 今は高年齢での出産が増えていて、約30%の方が35歳以上です。また、赤ちゃんの16人に1人が体外受精での妊娠です。帝王切開での分娩や早産で、出産後にお母さんと赤ちゃんが一緒にいられないことも増えています。全体的に授乳が簡単にはいかないという事情のある方が多くなっていると思います。
コメント:市川香織さん 授乳をすると体がすっきりするものですが、実際にはこれだけつらい方がいる。それは、ママたちが孤独になり専門家のサポートがなかなか受けられないでいる、そんな現実があるのではないかと思います。
専門家から これだけは言っておきたいメッセージ
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