子どものために、いいおもちゃに触れさせたいと考えるのが親ごころ。遊びを通して成長していく子どものために、どんなおもちゃを選べばいいのでしょうか?今回は「想像力をはぐくむ」おもちゃの選び方と、おすすめのおもちゃをご紹介します!
“みたて”遊びができるおもちゃが、想像力をはぐくむ
他の何かにみたてて遊べるおもちゃは、子どもの想像力をはぐくみます。例えば「おままごと」の食材であれば、わかりやすい形のものだけを与えるのではなく、他のおもちゃのピースを一緒にしたり、ひもや布を用意してあげることで想像力の幅が広がり、みたて遊びがしやすくなります。
1つのおもちゃで、いろいろな遊び方が見いだせる
子どもは1つのおもちゃから、何通りもの遊び方を見いだします。例えばパズルゲームは、平面に形を作る本来の遊び方以外に、立体的に積み上げたり、転がしたり。また、同じおもちゃでも年齢に応じて遊び方を変えて、豊かに工夫して遊ぶことができます。
おもちゃのプロ・山口裕美子さんセレクト!「想像力をはぐくむおもちゃ」リスト
おもちゃコンサルタントマスター・山口裕美子さんが、数多くのおもちゃの中から「想像力をはぐくむおもちゃ」をセレクト。おすすめのポイントや遊び方の工夫なども紹介していますので、ぜひチェックしてみてください♪
ひものところと、持ち手のところの両方にマグネットが付いています。大きい子はひもを垂らして、小さい子はもりで突いて魚釣り。小さい子にはパズルとしては難しいですが、フライパンに入れておままごとの具材にもできます。一つ一つのデザインが美しい!
ラングスジャパン(RANGS) キネティックサンドテーブルセット
室内で砂遊びができるセット。プリンなどの空きカップでお城を作ったりするほか、砂の中に何かをかくして探す遊びもおすすめ。おままごとのじゃがいもや玉ねぎを入れると、芋ほりなどの「収穫遊び」もできます。
平面に並べて置いても、積み上げても遊べます。軽いので0歳からOK。厚みがあるので立てて置くと、バランス遊びもできます。赤いピースは誤飲する可能性のあるサイズなので、小さい子がいるときは、それだけはずして遊びましょう。大きい子は添付のテキストの問題にチャレンジして遊ぶことができます。
森のあそび道具シリーズ たっちゃん げす -Touch&Guess-
箱の中に手を入れて、触って何かを当てるゲーム。開いている面があるので、小さい子は見ながら、大きい子は隠して遊べます。木のプレートの凹んでいる形と立体的なピースで、パズルとしても遊べます。箱は「福引遊び」などに使うのもおすすめです。
カタミノ / KATAMINO [Gigamic / ギガミック] (正規輸入品) Xmas限定3D問題集付
スペースにぴったり入るようにはめていく知育玩具。難易度が変わるので、年齢に合わせて遊ぶことが可能です。平面でパズルとして形を作ったり、積み木として遊ぶこともできます。
お月さまがゆらゆらしているところに、ピースを積んでいくゲーム。大きい子は横に倒して円柱を高く積み上げたり、小さい子はおままごとのお弁当の具材にしてもよいですね。円柱を使った「ボーリング遊び」など、いろいろな遊び方ができます。小さい子は誤飲の可能性があるので、一番小さいピースははずしましょう。
アミーゴ社カードゲーム いろがごちゃまぜ2デュオ (おなじはど~れ?)
それぞれのカードに15個のアイテムの絵があり、アイテムの色も場所もまったく同じ2枚のカードを見つけ出すカードゲーム。絵なので、小さな子も一緒に遊べます。絵柄はおもちゃやお菓子や服など、子どもの身のまわりのものがモチーフです。「このコップはこの靴下履いてる子の持ち物だね。だって柄が同じだもの!」などモチーフからお話を想像力豊かにふくらませるコミュニケーション遊びにもつながります。
フォークマニス Folkmanis グレーのリス 指人形 フィンガー パペット 並行輸入品
自分で動かして遊べるフィンガーパペット。フォークマニスのパペットは、作りがリアルで、動かしやすいのが特徴。動物の種類も豊富です。動物に形が下半身まであるタイプのパペットは、手から外しても遊びやすくておすすめです。
ピースを穴に差し込んでいくバランスゲーム。ピースの色が野菜カラーなので、おままごとの具材にもピッタリです。一番小さいピースは誤飲の可能性があるため、小さな子がいるときは取り除いて遊びましょう。
おもちゃのこまーむ どんぐりの板(小)セット(どんぐりころころ1、どんぐりきのこ1、どんぐりの坂小1)【木製玩具】/日本製
どんぐりがトコトコと坂を歩いてくる、かわいらしい木製のおもちゃ。保育の現場も経験されている、おもちゃ作家の方が作っているおもちゃです。色々なところを歩かせることができ、どんぐりの形によって坂を下りる動き方がすこし違うので「この子はのんびりさんなの」「パパそんなに慌てたら転んじゃう!」など家族にみたてたりなど、想像力豊かに遊べます。
愛媛県の木のおもちゃ屋さんによる、長く使える木のおままごとセット。新聞紙や折り紙をちぎった具材を入れて、みたて遊びを楽しみましょう。
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Amazon.co.jp: すくコム: おもちゃ
「感性・知性・想像力を育む ~ 子どもを豊かにするおもちゃ選びのポイント ~」
Q. おもちゃは発達に良いと言われるため、さまざまな種類のおもちゃを買ってしまいます。与えるおもちゃの数に良し悪しはあるのでしょうか? A. おもちゃの数が少なくても子どもの可能性を狭めることはありません 良いと言われているおもちゃをすべて与えなくても、子どもの可能性を狭めることはないので、おもちゃの数は心配しなくても大丈夫です。与えるおもちゃの数としては、夕飯前や忙しいときに、親がイライラせず、子どもと一緒に、すぐに片付けられる程度で十分ですよ。 A. 子どもが夢中になっているおもちゃに絞る 子どもの年齢によっては、1つのおもちゃでの遊びは長時間持続しません。子どもが一番夢中になっているおもちゃに絞り、興味のないおもちゃは、しまっておく時期を作ると良いですよ。
引用元記事:
「想像力をはぐくむおもちゃ」いかがでしたか?おもちゃ選びの際は、遊び方の工夫ができそうなおもちゃかどうか、チェックしてみてくださいね。次回は「長く遊べるおもちゃ」をお届けします。
< お話を伺った専門家 >
■山口裕美子さん
おもちゃコンサルタントマスター・芸術教育研究所客員研究員。おもちゃの開発デザイン、テレビや雑誌などの手作りおもちゃ・親子遊びの指導、監修なども多数。「やまぐち先生の一日一絵 ほっこり親子あそび」を連載中。
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