子どもの発達で悩む親を支援するための取り組み

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2019/11/02

出典:すくすく子育て[放送日]2019/11/02[再放送]2019/11/09

困っている親を支えるため、ある取り組みが東京都小平市で行われています。

こちらは、発達が気になる親子を対象に開かれているプログラムです。市内の大学と連携して、遊びながら子どもとの関わり方のヒントを親に伝えています。発達を後押しするオモチャがそろっています。指先が上手に使えるようになった、集中力がついた、などと、喜ばれています。他にも、ワークショップや子育て講座が年間を通して10種類以上あります。

とりわけ特徴的なのが、悩んでいる親に寄り添うプログラムです。
そのうちのひとつ「発達が気になる親同士の交流の場」を立ち上げた、両角さんにお話をうかがいました。

「困ったと思ったときに、ちょっと行ってみようかなと気軽に足を踏み入れられる場所を目指しています。何か気負ったり、どうしようとためらってしまうのですが、最初の一歩で簡単に入ることができれば、そこから必要なところにつながっていくことができます」
(白梅学園大学小平市連携療育事業スタッフ 両角美映さん)

両角さんは、月に2回、公民館で交流会を開催し、障害の診断があってもなくても、子どもの発達に悩む市民であれば参加できる場をつくりました。

その会に通い始めて5年のお母さんは、子どもの発達の不安を抱えているときに、この会の存在を知りました。
「それまで共感してくれる人には出会ったことがなく、ちょっと言ったことで『わかるわかる』と言ってくれますし、同じ経験をしているお母さんたちがこんなに明るく話す場があるんだということに衝撃を受けました」

話題は、地域の子育て事情から医療機関の情報まで多岐にわたりますが、中でも話したいのは、子どもの育ちや不安。
昨年度(2018年度)の参加者は、のべ224名。悩みを抱える保護者の輪は広がりをみせています。
参加した方たちは⋯⋯

「いろんな情報が聞けてよかったですし、皆さん明るく、発散している。ちょっと楽になりました」
「ここにくると安心します。1人で家にいると悩んじゃうけど、ここで話せば『それわかるよ』と言ってくれるので一番安心します」

同じ思いの親同士がつながることも大切です。

コメント:久保山茂樹さん

子どもが夢中になって遊べる場があるのは、子どもにとっても、お父さん、お母さんにとってもとてもいいと思います。親が1人で抱えてしまうのはつらいことです。専門家や、発達のことをよく知る人が関わってくれることだけでなく、同じ思いの親同士がつながることも大切です。小平市の取り組みは本当にいいですね。まず親がこのようにつながることが一番だと思います。

子育ての先輩の経験なども聞くことができるのはいいですね。

コメント:中井昭夫さん

発達障害の診断に関わらず、気軽に行けるのが一番の強みですね。あとは、私1人だけ、うちの子だけかと思っていたら、「意外とみんなも経験している」ということを子育ての先輩に聞くことができる。とてもいい空間ですね。

同い年の子に比べてできないことが多く、子どもの発達が気になります。

大きな音が苦手で、人一倍怖がるので心配しています。

周りの子に比べて体の動かし方がぎこちない。発達が遅れているの?

発達障害とは?

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