子どもには運動好きになってほしいけど、やり方を教えるのが難しいことも。そこで、子どもの遊びや運動の指導法にくわしい桐川敦子さんに、楽しく運動を教えるコツを教えてもらいました。
今回のテーマは「ボールを投げる・とる」です。
講師:桐川敦子(日本女子体育大学 准教授/幼児発達学) 幼児期の運動で大切なことは、多様な動きを経験しておくこと。楽しく無理なくできれば、子どもは継続することができます。
ボールを狙ったところや遠くに投げる動作、ボールをとる動作は、子どもにとって難しい動きです。コツを楽しく身につけていきましょう。
ボールを投げる
ボールを投げる動作のポイントは、足を前に出し、耳の横あたりから、投げたい方向を見て投げること。
まずは、ボールではなく、他のものを投げて練習します。
こちらは、傘を入れるビニール袋に、好きな絵を描いて空気を入れた「傘袋ロケット」です。これをボールの代わりに投げて遊びます。
子どもの気持ちを盛り上げるように、褒めながら遊ぶとやる気もアップします。
傘袋がない場合は、紙飛行機でも腕の振り方の練習になります。
練習の後は、実際のボール投げに挑戦してみましょう。
子どもの顔と同じくらいの大きさで柔らかいボールがおすすめです。
ボールをとる
ボールをとる動作のポイントは、胸のあたりで、両手で包み込むようにとること。
まずは、自分で上に投げたボールを、両手でとる練習をしてみましょう。
ボールを投げ上げて、手を1回たたいてからとる遊びもおすすめです。胸のあたりでとる練習にもなります。
何回たたくことができるか挑戦しても楽しいですね。
子どもと楽しくボール遊び、ぜひやってみてください。
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- (火)子どもに楽しく運動を教えるコツ(2)ボールを投げる・とる
- (水)子どもに楽しく運動を教えるコツ(3)なわとび
- (木)子どもに楽しく運動を教えるコツ(4)鉄棒
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