子どもには運動好きになってほしいけど、やり方を教えるのが難しいことも。そこで、子どもの遊びや運動の指導法にくわしい桐川敦子さんに、楽しく運動を教えるコツを教えてもらいました。
今回のテーマは「かけっこ」です。
講師:桐川敦子(日本女子体育大学 准教授/幼児発達学) 幼児期の運動で大切なことは、多様な動きを経験しておくこと。楽しく無理なくできれば、子どもは継続することができます。
スムーズに速く走れるようになるコツは3つ。遊びながら身につけていきましょう。
腕を前後に大きく振る
腕と足の動きは連動しているので、腕を前後に大きく振ると、自然と足が前に進みます。
子どもに腕を大きく振って走ってもらった後に、ためしに腕を組んで走ってもらいましょう。
子どもたちも、腕を振ったほうが走りやすいと実感できると思います。
つま先で地面をける
つま先で地面をけって走ると、空中に浮いている時間が長くなり、走るスピードが上がります。
この動作を身につけるには、起伏があるような公園で鬼ごっこをすることがおすすめです。坂道を上るときなどに、自然とつま先を使うようになります。
ふだんの遊びの中で、動きに慣れていけるといいですね。
よい姿勢で走る
3つ目のポイントは、よい姿勢で走ることです。
新聞紙を体にあてて、落ちないように走ると、自然と走る姿勢がよくなります。
子どもたちが体験して、自分で気づくことは、やる気が出ることにつながります。親は言葉でアドバイスするだけではなく、一緒に遊びながら体験して、子どものやる気を引き出してみましょう。
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