うーたんが、仲間たちといっしょに楽しく生活習慣を身につける様子をお伝えしている「うーたん人形劇」。
今回は「こどもの気持ちを切りかえる」というテーマについて、久保山茂樹さんのお話を紹介します。
久保山茂樹(くぼやましげき)先生
長野県長野市出身
東北大学教育学部、東北大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現在、国立特別支援教育総合研究所上席総括研究員。保育所・認定こども園・幼稚園や乳幼児健診等で、ことばやコミュニケーションの支援に携わっている。著書に『まるっと1年マンガでなるほど気になる子の保育』(メイト)、『気になる子の視点から保育を見直す!』(学事出版)他。日本臨床発達心理士会神奈川支部長。玉川大学大学院教育学研究科非常勤講師。
今回は「こどもの気持ちを切りかえる」というテーマについて、久保山茂樹さんのお話を紹介します。
久保山茂樹(くぼやましげき)先生
長野県長野市出身
東北大学教育学部、東北大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現在、国立特別支援教育総合研究所上席総括研究員。保育所・認定こども園・幼稚園や乳幼児健診等で、ことばやコミュニケーションの支援に携わっている。著書に『まるっと1年マンガでなるほど気になる子の保育』(メイト)、『気になる子の視点から保育を見直す!』(学事出版)他。日本臨床発達心理士会神奈川支部長。玉川大学大学院教育学研究科非常勤講師。
お子さんが、いつまでもぐずっていたり、泣き止まなかったり、なかなか寝ようとしてくれなかったり・・・・・・ありますね。そのたびにイライラしてしまいます。ついつい大きな声を出して叱ってしまったり、手が出そうになってしまったり・・・・・・そんなふうにしたら、ますます子どもは泣くし、ぐずるし・・・・・・。それはわかっているんだけど、じゃあどうしたらいいの!だれかなんとかして!っていう状況。正直、私もよくありました。 大人としては「どうして〇〇なの?」とか「いつまで〇〇してるの!」って言いたくなるのですが、お子さんにしてみれば、「その理由をことばでスラスラ説明できたら、泣いたり、わめいたり、ぐずったりしないよ」っていう状況かもしれません。まだことばで十分説明ができないお子さんは、ことば以外の方法で訴えるしかないですからね。 こんな時、こうすれば絶対うまくいくなんて方法はないかもしれません。でも、お子さんに対して厳しくかかわりそうになったら、ちょっと深呼吸してみませんか。お子さんの「ことばにできない気持ち」つまり「言いたいこと」を想像してみませんか。そしてお子さんの気持ちを、お子さんの代わりにことばにしてみませんか。そうしたらお子さんは「自分の気持ちをわかってもらえた」とうれしくなって、大人の言うことに納得してくれるかもしれません。 うーたんも嫌なことがあったり、やりたくないことがあったりして、泣いたりぐずったりしているのですが、その時の気持ちをまわりのおともだちが想像して、ことばに置き換えることで立ち直っていますね。 大切なのは、お子さんが「自分の気持ちを表現すれば受けとめてもらえるんだ」という経験を繰り返すこと。こういう経験を積み重ねたお子さんは、安心して穏やかに成長していくことができます。 お子さんのことばの育ちとともに、このような行動は減っていきます。今は少し大変かもしれませんが、ちょっとだけお子さんの気持ちによりそってみませんか。 「こどもの気持ちを切りかえる」をテーマににしたお話は10月1日から放送です。 <放送予定> 10月1日(火)、2日(水)、3日(木) 再放送: 10月15日(火)、16日(水)、17日(木) 11月12日(火)、13日(水)、14日(木)
「いないいないばあっ!」 Eテレ 月~金 午前8時25分~8時40分 午後4時5分~4時20分(再放送)
▼これまでの「いないいないばあっ! 親子で楽しむヒント」はこちらから
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▼すくコム ことばの心配
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