子どもの毎日の食事は、料理の手間も、お金もできるだけかからないほうがいいですよね。親子2人分が500円以内でできるような、手ごろな材料を使った簡単アイデア料理を紹介します。
今回は、ストック食材を使ったアイデア料理です。
講師:上田淳子(料理研究家) 時間に余裕がないときは、最低限、必要な栄養素が入っていれば十分です。ちょっとした料理で乗り切っていきましょう。
お麩(ふ)の卵とじ
まずは「お麩の卵とじ」。汁物に使うことが多い麩は、たんぱく質が豊富な食材です。魚や肉を使い切ってしまったという場合にも便利です。
<材料 2人分(大人1人子ども1人)>
焼き麩(ふ) ―― 10~15コ
めんつゆ(3倍濃縮) ―― 大さじ2~3
水 ―― 150ml
卵 ―― 2コ
<作り方>
焼き麩を水で1分もどし、しっかり絞って汁気を切ります。
鍋に、麩、水、めんつゆを入れて、弱火で5分煮込みます。
麩がふっくらしたら、とき卵を回し入れます。
卵が半熟になったら完成です。
にんじんでアレンジ
野菜を加えたいときは、すりおろしたにんじんを入れるのがおすすめです。
麩を煮込むときに、にんじんすりおろし(大さじ3)を加えておきましょう。
すりおろすことで、にんじんに火が通りやすく、子どもも食べやすくなります。
サバのイタリア風煮込み
続いて、魚料理が苦手な人にもおすすめできる「サバのイタリア風煮込み」です。
<材料 2人分(大人1人子ども1人)>
サバ缶 ―― 1缶(200g程度)
トマト缶 ―― 1缶(400g程度)
オリーブ油(またはサラダ油) ―― 大さじ2
たまねぎ ―― 1/2コ
おろしにんにく ―― 少々
塩・こしょう ―― 少々
※サバ缶は水煮。トマト缶はカットしてあるものを使います
※おろしにんにくは、家にあれば、お好みで入れてください
<作り方>
鍋に、サバ缶の煮汁、トマト缶、オリーブ油(またはサラダ油)を入れます。
サバ缶の煮汁にはサバのうまみがつまっているので、おいしいソースに仕上がります。
くし形に切ったたまねぎを入れて中火にかけます。
おろしにんにくがあれば、お好みで加えましょう。
煮立ってきたら弱火にして、さらに5分煮込みます。
次に、サバの身を入れて軽くほぐします。
さらに3分煮込み、最後に塩・こしょうで味を調えたら完成です。
ごはんはもちろん、パスタとの相性も抜群です。
缶詰や乾物は災害時の備蓄食材にもなります。ふだんから使い慣れていると、いざというときにも役立ちます。
手ごろで便利なストック食材を、ぜひ使ってみてください。
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