4月放送の「全国のパパママに聞きました! 子育ての悩みは何ですか?」で行なったアンケートの結果、1位は「食」の悩みでした。
そこで、2回にわたって子どもの「食」の悩みについて特集します。
「栄養のあるおいしい離乳食をあげたいけれど、料理が苦手」
「せっかく作った離乳食を食べてくれない」
今回は、悩み多き「離乳食」について考えます。
専門家:
草川功(聖路加国際病院 小児科 医長)
太田百合子(東洋大学 非常勤講師/管理栄養士)
離乳食を始めて2か月です。あまり食べてくれないのはなぜ?
料理が苦手でレパートリーも少ない。バリエーションを増やしたいけど⋯⋯。
手づかみ食べでご飯を投げてしまいます。どこまで好きにさせていいの?
子どもの味覚は何歳ぐらいまでに決まりますか?
「食べる」「遊ぶ」「寝る」生活全体があって成長する。食事が戦いにならないように。
草川功さん
食事はとても気になりますし、大切なものでもあるのですが、子どもはそれ以外にも遊んだり寝たりすることで、結果として大きくなっていきます。食事を食べないときがあっても、本人がご機嫌にしていられればいいと思います。食事の時間が、「戦い」にならないように。楽しめるものになっていけばいいと思います。
離乳食作りはできるだけ簡単に。良い親子関係の中に「食」を。
太田百合子さん
食事作りはとても大変です。いかに簡単にできるかを心がけたほうがいいと思います。それで余裕ができた時間で子どもたちと遊んであげることで、親子関係が良くなって、よく食べるようにもなっていきますので、食事そのものというよりは、全体を見ていただきたいなと思います。