子どもは楽しく親は無理なく お手伝いのポイント(1)洗濯
子どもがお手伝いをしたがること、ありませんか?
子どものやる気を大事にしたいけど手伝ってもらうとかえって時間がかかり、ちょっとイライラしてしまうことも…
そこで、子どもは楽しく、親は無理なくやらせることができるお手伝いのポイントを紹介します。
講師:伊瀬玲奈(和洋女子大学 こども発達学科 准教授/保育学) 幼児期の子どもにとって、生活そのものが遊びであり学びでもあります。お手伝いをして、できることが増えれば子どもはどんどん新しいことにチャレンジする意欲が出てきます。
今回のテーマは「洗濯」。
お手伝いしてくれるのは、5歳の男の子と、3歳の女の子のきょうだいです。
今日は仕事が休みのママ。時間に余裕があるので子どもたちに洗濯物を干してもらおうと声をかけます。
お手伝いのポイントは、強制ではなく子どもが「やりたい」と思うタイミングです。
妹は洗濯物を干そうとしてくれたのですが… 洗濯物をマットに置いて丸めて、そのまま干してしまいました。
親がしてほしくないことを子どもがやるときもありますよね。
大人は「洗濯物はシワを伸ばして干す」というのが当たり前に身についているので、つい「違うよ」「こうしたほうがいいよ」と教えたくなります。ですが、大人にとっては失敗したように見えることでも子どもは楽しんでいることがあります。取り組むことそのものが学びにつながっているのです。大人も遊び心を持って子どもと一緒にお手伝いすると、楽しい時間になると思います。 (伊瀬玲奈さん)
夕方、干しておいた洗濯物を取りこむと・・・丸めて干したTシャツの外側は乾いているようですが、広げてみると中は湿っていました。広げて干したほうは乾いているよ、とママは声をかけます。
うまくいかなかったときは、理由を親子で考えると子どもの気づきにつながります。
子どもがやりたいというタイミングで洗濯物を干すお手伝い、挑戦させてみてくださいね。
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