日ざしがだんだん強くなっていく季節には特に、スキンケアが気になりますね。
子どもの肌のスペシャリスト、馬場直子さんにスキンケアについて詳しく教えていただきます。
元気で外遊びが大好きな子どもについての質問。
Q 外に出かけるときは、日焼け止めを必ず塗っていますが、日焼け対策はこれでいい?
馬場さんの回答は、 「日焼け止めは紫外線から肌を守るためにつくられているので、化学物質が入っていて、それが刺激になってしまうこともあります。外から帰ったら早めに落としたいところですが、日焼け止めは汗でも落ちにくくつくられているため、毎日つけると、落とすのが大変です。“ここぞ!”という時に使う、というつもりでいいと思います」
日焼け止め以外の対策としては、
・乳児期は親が外にいる時間・場所をコントロールできるので、木陰にいくなど日ざしを避ける工夫を
・動き回る時期の子どもたちは、長袖や帽子でカバーを
・なるべく、午前10時~午後2時の日ざしの強い時間に出かけるのを避ける
などがあります。
1日中、日ざしの強い外にいる時など、日焼け止めを使うときは、
・子ども用の日焼け止めを選ぶ
・アレルギーテスト済み、パッチテスト済み、と表示されているものを
・まず、子どもの腕などで試してみて、大丈夫かどうか確認してから使う
日焼け止めをむらなく塗る方法は、
・量のめやすは、子どもの顔にパール1個分
・てんてんと顔全体において、指で全体にむらなく伸ばす
・すり込むのではなく、全体に薄くのせるように塗る
・耳の後ろや首も日焼けするので塗る
・白さがうっすら残るくらいに
ここでもうひとつ質問
Q 日焼け止めってどのタイミングで落としたらいい?
馬場さんによると、 「外から帰ったら、なるべく早く落としましょう。日焼け止めが肌についたままになっていると、肌に負担がかかります。落とすときは肌に残らないように、しっかり落とすことが大切です」
日焼け止めは“ここぞ!”という時に使い、家に帰ってきたら、できるだけ早く落とすようにしましょう。子どもの肌を、夏の強い日ざしから上手に守ってくださいね。
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