赤ちゃんとの“おうち遊び”がマンネリ化していませんか? 子どもが楽しい遊びのポイントは、アクション・チェンジ・サウンドの3つです。これらのポイントをおさえた、身近なものを使ってできる遊びを紹介します。
今回はハンカチを使った遊びです。
講師: 山口裕美子(おもちゃコンサルタント) パパ・ママだけでなく、保育士さんにも手作りおもちゃの楽しさを伝えています。
ハンカチは肌触りが優しいので、赤ちゃんと遊ぶのにぴったりです。畳んだり、結んだり、いろんな形にして遊べます。
0歳の赤ちゃんと遊ぶ
まずは、赤ちゃんとの遊びを2つ紹介します。
頭にかけて はずす
ハンカチを赤ちゃんに見せて、ふわっと頭にかけてあげます。
そのハンカチを赤ちゃんが自分ではずします。これだけでアクションとチェンジになり、赤ちゃんは楽しめます。「いないないばあ」と声をかけるのもよいでしょう。
赤ちゃんがハンカチをはずすことができたら「上手ね」と褒めてあげましょう。
ゴムで束ねてぶらさげる
ハンカチ3枚くらいをゴムで束ねてクリップを付けると、伸びるおもちゃに変身します。
クリップで家具などに取り付け、ぶらさげて、引っ張って、触って遊べます。
1~2歳のハンカチ遊び
子どもが1歳を過ぎると遊びがもっと広がります。
簡単にできる遊びを2つ紹介します。
ハンカチろうそく
まずは、ハンカチをろうそくに見立てて「ふぅー」と吹く遊びです。
<遊び方>
ハンカチの角を握って上に引っ張ります。写真のように倒れないギリギリまで長く立ててみましょう。
立てたハンカチに息を吹きかけて倒します。
「お誕生日おめでとう」など、声をかけるのも楽しいですよ。
子どもは息を吹くとハンカチの形が変わることを楽しみます。つまりアクションとチェンジです。
小さいお子さんは、まだ息を吹くことが難しい場合もあります。そんなときは、子どもが「ふー」と言えたら、こっそり指で倒してあげましょう。変化を楽しむうちに、だんだん吹くことができるようになります。
ハンカチパペット
続いて、ハンカチを使った人形遊びです。
<とりのパペット>
まず、ハンカチを半分に折って三角形にします。
続いて、三角の角に向かって巻いていきます。角の部分を少し残しておきましょう。
これを半分に折れば「とりさん」のできあがりです。
「ちゅんちゅんちゅん」「こんにちは」と声をかけながら、遊んでみてください。
ひっくり返すと、パタパタとはばたく鳥に変身しますよ。
<うさぎのパペット>
今度は、うさぎのパペットを作ってみましょう
ハンカチを三角に折り、くるくる巻いて半分に折ります。ここまでは「とりのパペット」と同じです。
ここで、とりのくちばしだった角の部分を、2つに引っ張り分けてうさぎの耳にします。
形が崩れないように、輪ゴムで留めておきましょう。
子どもは見立てることが上手です。目や口がなくても「うさぎさん」と「とりさん」になるのです。
パペットに名前をつけると、愛着がわいて長く遊べます。
持ち運びできるのもハンカチのいいところです。おでかけのときでも簡単に遊べます。
お家でも外でも一緒に楽しんでくださいね。
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