さまざまなおもちゃに囲まれている現代の子どもたち。子どもは「遊び」から多くのことを学んでいます。そんな中、改めて見直されているのがおはじきやコマなどの「昔あそび」。親子で昔遊びを楽しんでみてはいかがですか?
今回は「福笑い」と「絵描き歌」を紹介します。
講師: 石井今日子(東京おもちゃ美術館 副館長) 昔遊びには、今も昔も変わらない、子どもが夢中になれる遊びの要素が詰まっています。親子で一緒に遊んでみてください。
福笑いで遊ぼう
さっそく、福笑いで遊んでみましょう。
まず、顔を作る人が目隠しをします。
目や鼻などの顔のパーツを渡してもらい、手探りで顔を作っていきます。
周りにいる人は、顔のパーツの位置を「もっと上」「ちょっと右」といったことばで伝えましょう。
どんな顔ができあがっても、それが楽しい遊びなんです。
福笑いは、目隠しをすること自体が日常にない経験なので、スリルがあってドキドキする遊びです。目隠しでなかなかうまく顔を作れないことを、みんなで笑いあってほしいと思います。 (石井今日子さん)
オリジナル福笑いを作ろう
紙に顔の輪郭を描き、別の紙に眉・目・鼻・口などのパーツを描いてハサミで切り取ります。
動物や好きなキャラクターの福笑いにするのもいいですね。
自分だけのオリジナル福笑いで遊ぶのも楽しいですよ。
絵描き歌
歌に合わせて絵を描く「絵描き歌」は、点や丸など簡単な線で描くこと自体がおもしろい遊びです。誰が描いてもひとつの絵ができあがるところが魅力です。
絵を描く基本の動きを使うので、小さなお子さんでも楽しめます。
今回は「まるかいてちょん」の絵描き歌で、ぶたさんを描いてみましょう。
♪ まるかいてちょん
♪ まるかいて ちょん まるかいて ちょん
はじめに、ふたつの耳を書きます。
♪ まるかいて ちょん ちょん
続いて、「まるかいて」で顔の輪郭、「ちょんちょん」で目を描きます。
♪ まるかいて ちょん ちょん
今度は、お鼻を描きましょう。
♪ ちょんちょん まる
「ちょんちょん」でまえあし、「まる」で体を描きます。
♪ ちょんちょん ぶうぶうぶう
「ちょんちょん」でうしろあし、「ぶうぶうぶう」で勢いよくしっぽを描きましょう。
これで、かわいいぶたさんの完成です!
親子で一緒に「昔遊び」。
いっぱい笑って楽しんでくださいね。
同じ週に放送された番組記事
- (月)親子で楽しく!昔遊び(1)おはじき・折り紙
- (火)親子で楽しく!昔遊び(2)お手玉
- (水)親子で楽しく!昔遊び(3)コマ
- (木)親子で楽しく!昔遊び(4)福笑い・絵描き歌
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